ボリベア:無慈悲の嵐(Volibear: the Relentless Storm)のチャンピオン紹介です。序盤の殴り合いが強く、レベル6からはタワーダイブも得意なジャガーノート。その分スケーリングが低く、集団戦用のスキルもないため序盤でどれだけスノーボールできるかがカギです。
トップジャガーノートあるあるで、ジャングルでも使われますが、この記事ではより使用率の高いトップレーンでのピックを前提に解説します。
目次
どんな時にピックするチャンピオンか
- 対面がスキル射程の短いファイターの時
- 対面がAA主体のファイターの時
ボリベアは序盤の殴り合いが特に強く、スキル射程が短めのファイター、AA主体のファイターなど、シンプルな殴り合いになりやすい相手にめっぽう強いです。
特にボリベア自身のスケールが低めなので、序盤からガンガン戦闘を起こしたい都合からも、これらの対面に後出しでピックするのが強力。
一方でボリベア側から仕掛ける方法がQのMSアップのみのため、レンジド対面や拒否スキルを持つ相手、スキル射程が長く一定の距離を保たれやすい相手にはできることがほとんどなくなります。
序盤で活躍しなければ味方任せになってしまうので、必ず有利対面でピックしましょう。
レーン戦での立ち回り
- チャンスがあればQからダメージトレードを仕掛ける
- 敵がキル圏内ならそのまま殴り倒す
- レベル6以降はミニオンを溜めてタワーに押し付け、積極的にタワーダイブを狙っていく
積極的に戦闘を仕掛けましょう。レベル6までに最低でも1キル、レベル6のダイブでレーンを崩壊させてしまいたいです。
パッシブの関係でプッシュが速い反面、レーンをプッシュしがちです。ガンク耐性はほとんどないので、プッシュ時はサイドケアのためにジャングルを呼んでおきましょう。どうせ寄ってきませんが、ガンクを食らった時に気兼ねなくYoutubeを見やすくなります。
集団戦での立ち回り
- 一番手前の敵を捕まえて戦闘をスタートする
- 敵が臨戦態勢を取ったらRで敵陣に飛び込み、ひたすらスキルとAAで攻撃
- ダメージを与えながら回復している間に敵が壊滅
スノーボールできているかどうかで活躍度合いが大きく変わります。
というのも、たいていのジャガーノートがそうであるように、ボリベアも敵を殴り続けることで体力を回復してフロントを張るタイプのチャンピオンなので、育っていないと回復する間もなく溶けて役割がなくなってしまいます。
ファイターは対面をボコしてなんぼ、というのは鉄則です。
ボリベアの場合フルタンク装備もできなくはありませんが、集団戦用のAoECCがないので固いだけではあまり強くありません。
コンボ
- Q → E → W → AA
- Q → F → E → W → AA
- Q → E → W → AA → AA → R → AA
戦闘の仕掛け方はQの加速からのスタンのみ。馬鹿正直に突っ込んでいくしかないので、実際にキルを狙う時はフラッシュを使うか、味方のCCに合わせることになる。
レベル6以降はRがあればタワーの中に突っ込みやすいので、相手がキルラインを読み誤れば簡単に倒せる。
一応Eにもスロウが付いているので、Qで加速した直後にEを打って、当たればスロウ、避けても位置的に戦闘を強制できる位置に誘導することは可能。
サモナースペル
後出しで有利対面にぶつけていく&序盤からプッシュが速いのでイグナイトを持ちたくなりますが、序盤から頻繁にダメージ交換をするため、ミスった時のことを考えればテレポートが無難。
ギリギリの戦闘になりそうな時や、回復阻害が欲しい時はイグナイト。
ルーン
ルーンの候補は不死者の握撃、征服者、リーサルテンポ。後出しなのでダメージトレードしやすいマッチアップになっているはずで、そう考えると不死者の握撃を持っていくことが多い。
2段目:打ちこわし or シールドバッシュ。Eでシールドが付くので戦闘はシールドバッシュの方が強いけど、勝った時のリターンは打ちこわしの方が大きい。
3段目:ここは対策ルーンなので好きなもの。基本的には息継ぎだけど、ボリベアを後出しするならボーンアーマーを持っていくケースも多い。
4段目:EのシールドとWの回復効果両方にかかる生気付与がよく合う。序盤勝ちたいチャンピオンなのでなおさら。余裕があるなら超成長でもいい。
サブルーン:戦闘をたくさん仕掛ける関係上、序盤のマナが不足しがちなので冷静沈着で補う。スキルを回転させて戦うタイプなのでレジェンド:ヘイスト。
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティプフォース
- 物理防御 or 魔法防御
スキルオーダー
- レベル1でE
- レベル2でQ
- レベル3でW
- レベル4以降はR>W>Q>Eの優先順位で上げる
どうせQだけ取っても戦えないのでレベル1はE。
ビルド
スタートアイテム
コアアイテム
序盤の強さを活かして稼いだカネで、スケーリングアイテムのロッドオブエイジスを買っていく。
2コア目のナヴォリフリッカーブレードはたくさんAAをしながらスキルを回すうえQとWがオンヒットのボリベアと非常に相性が良く、通常スキルのクールダウン解消も、スキルを回転させると強いボリベアに合っている。
あとはこれらの火力を活かすための耐久ビルドを組んでいく。
ブーツ
序盤からスノーボールを狙っていくチャンピオンなので、順調にいけばアイオニアブーツを履くことになる。スキル回転率が上がれば火力も耐久も高い。
スロー耐性が必要ならスイフトネスブーツ。
序盤コケた場合はプレートスチールかマーキュリーを履くことになる。あるいは相手チームがオールADやオールAPなどの特殊な事情の時。
選択肢
回復とシールド両方持っているのでスピリットビサージュと非常に相性が良い。他は必要に応じて。
タンクアイテムは相手の構成や育っているチャンピオンに合わせて買うことになるので難易度が高い。苦もなく文章を読める必要がある。が、このサイトを読めている時点で文章を読むのにそれほど抵抗がある人は少ないはず。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
ウーコン、イレリア、トリンダメアといった、短射程スキルしか持たないオールインタイプのチャンピオンに対し有利です。
特にウーコンはAPが苦手な関係上、ボリベアが完封します。
不利マッチアップ
ティーモ、ケネン、ヴェインといったレンジドに対してできることがありません。ボリベア側が仕掛けるにはQの加速しかないため距離を詰め切れず、特にトップレーンに来るレンジドはなんらかの拒否スキルも持っているので、相手が多少ミスをしても戦闘離脱されてしまいます。
また、ジャックスはスキル射程も短くオールインタイプのメレーですが、ジャックスがEを展開している間はボリベア側にできることがほとんどないため、例外的に苦手です。