【LOL】青バフは誰のものか

【LOL】青バフは誰のものか

『青バフはミッドレーナーのものだ』『いやいやジャングラーのものだ』『負けてるミッドには渡さない』『低レのどこの馬の骨とも知れないやつに渡すくらいなら自分で食うわ』この手の青バフ論争は尽きません。青バフは本当は誰が取るのがいいのかいま一度合理的に考えてみましょう。

目次

青バフを欲しがりすぎるミッドレーナー

新シーズン始めたてのこの時期、ランクを回していると青バフ、特に2周目の青バフをやたらと欲しがるミッドレーナーが凄く多く感じます。

特にゴールド帯あたりに多く見受けられたのが『他の状況を全て無視してまで青バフを最優先する』ミッドレーナーです。

彼らに『なぜ青バフが欲しいの?青バフを活用して今どういう動きがしたいの?』と聞いたとしても『今青バフをもらえばこうしてこうできるんだ』ときちんとビジョンを答えられる人はまずいないでしょう。

ただなんとなく『あおばふはみっどれーなーのものだからー』『あおばふのじかんにはすぐにいくー』と青バフをもらうことだけを考えているのです。

  • ジャングラーが反対サイドでガンクを仕掛け戦闘中にも関わらず青バフにピンを出すルブラン
  • タワーでミニオンが2ウェーブ焼けていようとも青バフが湧く時間にはそこにいるカサディン
  • レーン戦中タワーから一歩も出ず、対面とのダメージ交換も一切せず、ずっとミニオンを押し付けられっぱなしで半ばAFK状態にも関わらず青バフだけは取りに来るベイガー
  • ドラゴン前で双方がにらみ合い、今にもファイトが始まりそうなのにTOPサイドの青バフを1人で狩りに行くマルザハール

彼らの中では

  • 全体の戦況よりも湧き時間すぐの青バフ
  • 対面とレベル差が付いてでも数十秒早い青バフ
  • タワー下にこもってCSを取るためだけにも青バフ
  • ドラゴンよりも、チームファイトよりも青バフ
  • いっそ試合の勝ち負けよりも青バフ

なのです。いくらなんでも青バフの優先順位が高すぎます。

私はミッドレーンもジャングラーもプレイしますが、ミッドをやっていて青バフが欲しいと思う時は

  • フィズでボロ勝ちしていてしばらくリコールせずにあちこちロームしてキルを稼ぎたい
  • マルザハールでプッシュ勝ちしてロームを繰り返して敵に圧力を与えたい
  • 相手のアニビアの鬼プッシュにある程度対抗して敵のフリーの時間を最小限にしたい

など明確な理由があります。

逆にこういったビジョンがない時に青バフをジャングラーが取って行っても何とも思いませんし、他にもっと優先度の高いことをしている時に青バフごときに呼ばれるといい気はしません。

特にミッドがプッシュ勝ちしているのであれば、(他に特段の事情がなければ)2周目の最初のバフが湧くタイミングは自陣のバフを狩る時間ではなく、相手のバフを襲いに行く時間です。

青バフは誰のもの?

結論から言えば青バフは『それを最も効果的に活用できる人のもの』です。

流動的な解になってしまいますが、ミッドレーナーやジャングラーが青バフをどれだけ有効活用できるかは試合状況によっても、使っているチャンピオンによっても変わってきます。それらをすべて無視して一律『誰のもの』と言える解は存在しません。

極端な話、トップレーナーのダリウスが持つのがベストな状況なら、青バフは彼のものです。

ではそもそもなぜ韓国サーバーチャレンジャー帯やプロシーンではミッドレーナーに2周目の青バフを渡すのがセオリーとなっているのでしょうか。

いったんミッドレーナー、ジャングラーそれぞれが青バフを持つことのメリットについて洗い出してみましょう。

ミッドレーナーが青バフを持つメリット

古くから現在までLeague of Legendsの高レート帯やプロシーンはEUスタイルをベースとしています。

【LOL】EUスタイルとは

EUスタイルではマップ中央のミッドレーンには『遠距離からのウェーブクリア(ミニオン処理)に優れ、瞬間火力とAOEスキルにより小規模戦や集団戦で強みを発揮するチャンピオン』を配置します。

こうしたチャンピオンに青バフを渡すことでマナを維持しながらミニオンをさらに早く処理できるようになるため、対面にプッシュ勝ちしやすくなり、マップ中央部のコントロールを取りやすくなります。

その結果、川やドラゴンピットに相手よりも先に寄ることができ、得意の小規模戦や集団戦をこちらから仕掛けたり、視界有利な状態で戦うことができるようになります。

また、ミッドレーンがプッシュできていれば相手のミッドレーナーがミッドタワー付近にいることをこちらが視認できている状態となるため、ジャングラーも川に出てリフトスカトルを狩ったり、ガンクやキャッチ、ベイトを仕掛けやすくなります。

これらが韓国サーバーチャレンジャー帯やプロシーンでミッドレーナーに2周目の青バフを渡すことがセオリーとなっている基本的な理由です。

ジャングラーが青バフを持つメリット

ではジャングラーが2周目の青バフを取ることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず挙げられるのが経験値です。単純にジャングルアイテムを持っているジャングラーが青バフを倒した方が経験値が多くもらえるため、チーム全体としての獲得経験値が多くなります。

特にシーズン11現在では2周目の青バフは多くのジャングラーがレベル6になれるかどうかのタイミングで湧くため、ジャングラーが早くレベル6になることでチーム全体のアルティメットスキルの数が増えるのは大きなメリットです。

アルティメットスキルへの依存度の高いチャンピオン(ノクターン、リリア、ヴァイなど)は早くレベル6になって試合を動かしたいという気持ちもあるでしょう。

また、ジャングラーのマナ回復が早くなるということはガンクチャンスが増えるということです。ミッドにガンクに行ったあとすぐ、ボットもガンクに行けそうな状態なのに体力はあるけどマナが…としぶしぶリコールすることがなくなります。

どちらのメリットが大きいのか

韓国サーバーチャレンジャー帯やプロシーンを引き合いに出した時点で答えを言ってしまったようなものですが、結論としてはミッドレーナーが持つ方がメリットが大きいです。

ただし、あくまで『理論上は』です。

最上位帯では多少の差異やミスはあれど、概ねこの『理論上の動き』ができているからこそ、結果的に多くのケースでミッドレーナーに2周目の青バフを渡しているのです。

決して脳死でミッドレーナーに青バフを渡しているわけではありません。

僕らはどうするべきなのか

では日本サーバーのダイヤモンド帯やプラチナ帯、人口の大多数を占めるゴールド帯やシルバー帯ではどうするべきなのでしょうか。

これは最初に言った通り『青バフを最も効果的に活用できる人』が持つべきです。これは毎試合変わってきます。

先に述べた通り、ミッドレーナーが青バフを持つと効果的な理由はつまるところマップ中央部のコントロールを握るため、相手に渡さないためであって、ミッドレーナーがそれをやろうともしていないのであればジャングラーが取ってしまった方が効果的です。

もともとミッドレーン自体『マップ中央部のコントロールの奪い合い』をするレーンであって、そのために適性のあるメイジがピックされ、それをさせないためにカウンターとしてアサシンがピックされ、彼らが必要とする青バフが提供されています。

お互いにレーンをプッシュして(アサシンなら対面をキルして)相手よりも多くフリーの時間を作るためにレーニングをし、その過程でダメージやサモナースペルの交換が発生します。

ひたすらタワーに引きこもってダメージ交換もせず敵にサモナースペルも使わせず、川どころかミッドレーン周辺の視界すら取ろうとしないミッドに青バフを渡したところで、先に述べたようなメリットは期待できません。

こう言うと『EUスタイル以外の型を考慮しないのはどうなんだ』と言われそうですが、ミッドに青バフを渡すこと自体EUスタイルをベースにしているがゆえのセオリーなので、自己流の型を重視して話すならますますミッドが持つメリットがなくなります。

逆に青バフを持ってもひたすら自陣ジャングルをファームしているだけのジャングラーが持つくらいなら、トップでもサポートでもADCでも誰でもいいので他の人が持った方が効果的です。

青バフがないと使い物にならないチャンピオン

上記の理由とは別に、『青バフがないとそもそも使い物にならないほどマナがキツイチャンピオン』も存在します。

チームにこれらのチャンピオンがいる場合も、青バフは『それを最も効果的に活用できる人のもの』です。そのチャンピオンが本来の性能を発揮できなかったとしても、チーム全体としてより大きな有利が取れるならそうすべきです。

ミッドレーナー

ジグスゼラスアニビア

基本的にポークメイジは青バフのマナ回復を用いてポークスキルを乱発することで真価を発揮します。また、アニビアはアルティメットスキルによりウェーブを一瞬でクリアできることを強みとするため、青バフへの依存度が非常に高いです。

ジャングラー

アムムカーサスフィドルスティックス
エリスウーコンタリヤ

これらのチャンピオンは単純にマナがキツすぎて青バフがなければジャングルを回っているだけでマナが尽きてしまい、他の仕事をこなせなくなります。基本的に2周目の青バフは譲ってもらえないものと思っておきましょう。

青バフの所有権を誰が決めるのか

『青バフはそれを最も効果的に活用できる人のもの』
『韓国サーバーチャレンジャー帯やプロシーンでは結果としてそれがミッドレーナーになることが多い』

ではその『最も効果的に活用できる人』は誰が決めるのでしょうか。

ソロQではこの決定権はジャングラーが握っています。ミッドレーナーがどれだけ青バフが欲しいと思っても、青バフがあればどれだけチームに貢献できたとしても、ジャングラーがスマイトを持っている以上強引に奪い取るのは基本的には不可能です。

つまりソロQでミッドレーナーが2周目の青バフをもらうためにはそれまでにチームに貢献し、ジャングラーに認められる必要があります。と言ってもそう難しいことではありません。

例えばリフトスカトルの湧く時間にレーンを押し切って寄ってあげるとか、ミッドレーン横の草むらにコントロールワードを置いて周辺の視界を確保するとか、ジャングラーを助けやすいように身を寄せながらレーニングするとか。

ミッドレーナーとしての役割を普通にこなしていればそれだけで味方ジャングラーは動きやすくなりますし、ミッドはそういう過程でポロっとキルやアシストを拾いやすいレーンです。

そうしてジャングラーと助け合いながら自分も育っていけば青バフをくれるジャングラーは案外少なくありません。

そして青バフをもらえなかったとしても気を落とさないことです。青バフをもらえなかったからといってあなたが雑魚だと思われているとは限りませんし、ジャングラーにもレベル6先行などの狙いがあったのかもしれません。

なにより、結局ソロQでは常に自分にできることを探してやり続けるしかないのです。青バフがなければその選択肢が狭まるだけです。

あなたの目的はジャングラーに認められて青バフをもらうことではなく、試合に勝利することだということを忘れないようにしましょう。

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