LOL~League of Legends~にはファイターやメイジ、マークスマンといった様々なロール(役割)のチャンピオンが存在します。この記事ではそれぞれのロールの特徴と役割、適性のあるレーンについて解説していきます。
※担当レーンのことをロールと呼ぶ場合もありますが、この記事ではチャンピオンタイプのことをロールとして扱います。
※この記事で紹介しているロール毎の適正レーンは大まかな傾向であり、実際は個々のチャンピオンによって別のレーンの適正を持っている場合もあります。
ファイター(戦士)
シンジャオ、シヴァーナ、ジャックス、ダリウス、レネクトンなど
前線を支えられるタフさと攻撃力を両立したロールです。タイマン性能が高くAA(通常攻撃)主体のチャンピオンが多いため、特にタンクに強いのが特徴。そのためタンクが選択されやすいTOPレーンやジャングルを適正レーンとしています。
固くて火力が出るといえば聞こえは良いものの、タンクほど固くはなく近接型のため、成長を阻害されてしまうとただの柔らかい物体となってしまうことも。
レーン戦ではタイマン性能を活かして主導権を握り、集団戦では前線を支えたり、奥へ切り込んで敵のバックラインを崩壊させる役割を持ちます。
タンク(戦車)
アムム、シェン、セジュアニ、タム・ケンチ、チョ=ガス、ポッピー、マオカイ、マルファイト、ラムスなど
全ロール中最もタフなタイプのロールです。持ち前の耐久力によって死ににくく、CC(行動阻害)スキルを持つチャンピオンが多いため小規模戦や集団戦で真価を発揮します。主にTOPレーンやジャングル、SUPを適正レーンとしています。
レーン戦では相手の攻撃をしのぎつつミニオンを倒して資金を稼ぎ、集団戦ではチームの盾となって仲間を守りつつ、CCスキルを当てて味方の攻撃チャンスを作ったり、逆に敵の攻撃機会をなくしたりといった役割を持ちます。
メイジ(魔法使い)
アーリ、アニー、アニビア、オリアナ、ザイラ、シンドラ、ジグス、タリヤ、ブランド、マルザハールなど
スキルを使って魔法ダメージを与える事を得意とするロール。スキルメインのため瞬間火力に優れるものの継続火力に乏しいチャンピオンが多く、非常に脆いため敵に接近を許すとあっという間にやられてしまうことも。主にMID、一部のチャンピオンはSUPを適正レーンとしています。
MIDが適正とされる理由はタワー間の距離が短いため身を守りやすいこと、またマップ中央に位置する関係上、小規模戦への参加機会が多いため小規模戦や集団戦での戦闘能力が高い傾向にあるメイジが好んで使用されます。
マークスマン(射手)
アッシュ、カリスタ、ケイトリン、ザヤ、ジン、ジンクス、トゥイッチ、トリスターナ、ミス・フォーチュン、ルシアン、ヴァルスなど
遠距離から通常攻撃でダメージを出すのが得意)な射撃職。ADC(アタックダメージキャリー)は全てこのマークスマンで集団戦での主火力となるものの、序盤の戦闘能力が低く、強くなるために他のロールよりも多くのゴールドを必要とします。
そのためサポートとともにBOTレーンを担当します。例外的にMIDやTOPをこなせるマークスマンも存在しますが、ほとんどのマークスマンはサポートのフォローがないと十分に成長できません。
レーン戦では相手のADCよりも多く資金を稼ぐた丁寧にラストヒットを取りつつ、サポートがキルチャンスを作ってくれた場合はそれに合わせて対面をキルして資金を稼ぎます。またドラゴンやバロンといった重要オブジェクトを取ることができる場合はジャングラーとも協力してこれらを獲得していきます。
集団戦では敵が重要スキルを外すor味方タンクに吐いたのを見て前に出て、敵と一定距離を保ちつつひたすら通常攻撃でダメージを出し続けます。主火力であるADCがダメージを出せなければこちらの前衛ラインが先に崩れてそのまま後衛陣も崩壊させられてしまいます。
サポート(補助)
アリスター、カルマ、ジャンナ、スレッシュ、ソナ、ソラカ、ナミ、ブラウム、モルガナ、ラカン、レオナなど
回復スキルやCCスキルによって味方の支援を得意とするロール。ADCとともにBOTレーンへ向かいます。どうしても他のメンバーより獲得ゴールドと経験値が少なくなるため、レベルや装備依存度の低いチャンピオンが務めます。
レーン戦ではADCに安全に資金を稼がせるため敵を牽制しつつ、敵のガンクやロームに備えて周辺の視界を確保、場合によってはキルチャンスを作り出して味方のADCにさらにゴールドを稼がせる機会を作り出します。
その後は重要オブジェクト付近や敵ジャングル内の視界を確保しつつ、集団戦では有利に当たれそうな場合はCCスキルで敵を拘束し、不利な場合は味方が戦線離脱する時間を作り出すなど戦闘の起点となることの多い役割です。
アサシン(暗殺者)
アカリ、イブリン、カタリナ、カ=ジックス、ゼド、タロン、フィズ、リー・シンなど
奇襲によって主に単体を瞬間火力で落とし切ることを得意とするロールです。
奇襲に適した機動力と育てば敵を瞬殺できるほどの火力を持つ一方、非常に脆く装備依存度が高いチャンピオンが多いため、序盤でキルを取れなければ何の役にも立たなくなってしまう危うさをはらんでいます。また操作難易度が高めのチャンピオンが多いのも特徴です。
序盤2~3レベル、遅くとも6レベル程度でキルを取れなければ苦しくなるため、メイジのカウンターとしてMIDレーンに行ったり、奇襲性能を活かしやすいJGを適正とします。
またMIDレーンはタワー間が短く身を守りやすいこと、マップの中央レーンのため相手の隙を突いてサイドレーンへガンクに行きやすいこともMIDが適正とされる理由です。
性質上アグレッシブなプレーでキルを取りに行かなければならないうえに脆いため、逆に相手にキルされることも多く、その場合はチームメイトに負担が回ってきます。
キルを取れなければ仲間は実質4対5のゲームを強いられるため非常に立ち回りが難しいロールです。