重要オブジェクトであるドラゴン、バロンは相手の警戒も厳しく、人数差がない状況で取得するのは困難です。これらの重要度を餌に敵をおびき寄せてキルを狙うドラゴンベイト、バロンベイトという戦術について解説します。
目次
ドラゴンベイト、バロンベイトとは
ドラゴン、バロンはお互いにとって重要なオブジェクトのため、これらが湧いているタイミングでこちらのチームが多数マップから姿を消せば、相手はドラゴン、バロンを警戒します。
ここでドラゴン、バロン周辺の視界をこちらが制圧していたら、相手はワードを置いてチェックするために近づかざるを得ません。
こうやって相手をおびき寄せキルを狙うのがドラゴンベイト、バロンベイトと呼ばれる戦術です。
相手は一刻も早くピット内をチェックしたいため焦って動きが雑になりますし、スキルへの警戒も薄れます。また本来であれば十分な人数で息を合わせてチェックに向かうべきですが、ソロQでは足並みをそろえるのが困難なためサポートやジャングラーが1~2人でチェックに来ることもあります。
相手をキルできれば人数差が生まれるため、そのままドラゴン、バロンの獲得を狙えます。
ベイトの対策
理想を言えばレーンを押し込んでしっかりワードで視界を確保していれば相手はベイトを仕掛けることができません。
とはいえ実際はレーン戦で負けて押し込めないレーンが出てきたり、ガンクやキャッチによって人数差を付けられてしまうこともあるでしょう。
ドラゴン、バロンの視界を奪われ敵が多数姿を消した場合、これらのオブジェクトを攻撃しているか、そう見せかけてベイトしているかの2択が考えられます。
いずれにせよ相手と同等または1人少ない程度の人数で向かわなければオブジェクト獲得の阻止もベイトからの不意打ち回避も困難です。
向かう際は敵の隠れていそうなブッシュに遠距離のスキルショットを撃ち、安全を確認しながら進みましょう。敵が隠れていたとしても発見することができ、不意打ちを避けることができます。
ベイト場所の候補
1.川の小さなブッシュ
ドラゴン、バロンピットの近くにある小さなブッシュです。
川までの視界を制圧すればよく、ピットにも近いため最もメジャーなベイト位置です。
逆に言えば最もベイトを警戒されやすい位置でもあります。
2.ピット裏の草むら
上記よりもさらに敵陣よりの草むらで、バロンピットに向かう道中の敵を狙います。
ピットに向かうまでは警戒が薄いことが多く、相手の不意を突ける可能性が高まります。
こちらが大きくアドバンテージを持っているなら成功率の高いこの位置がおすすめです。
3.敵陣奥深くの草むら
さらに前の草むらです。ここまで来るとリコール後に前進して位置取るのは困難なため、集団戦が終わった後やタワーを折った後に帰ったフリをしてベイトします。
最も相手の不意を突きやすい位置ですが、リコールしないということはHPやマナが回復できていません。圧倒的に有利を築いている時の決め手として使うのが得策でしょう。