ダイヤモンド4のプレイヤーは全レーンある程度はプレイすることができます。
というのもLOLはマルチプレイのバトルアリーナ、他のロールの視点がわからなければ駆け引きも成り立たず、自分のロールの役割をまともに果たすこともできません。
ピック画面で「ジャングルできない」「サポートできない」と平気で言えてしまう人は「私は下手クソです」と自己紹介しているのと同じ。
LOLは上達するためには結局全レーンできるようになる必要があります。
では、初心者が1レーンずつ習得していく場合の、おすすめの順序とその理由をご紹介します。
目次
1.トップレーン
初心者が一番最初に手を付けるとしたらおすすめはトップレーンです。
LOLは認知力を酷使するゲームですが、トップレーンは「陸の孤島」と呼ばれるように他の4ロールとある程度隔絶されており、目の前の出来事だけに集中していても学べるものが多いためです。
また、1v1の時間が比較的長いため、どんな行動を取ったらどんな過程を経てどんな結果になったか、自分の選択に対するフィードバックを得やすいのも良いところです。
最初にトップレーンをプレイすることで次のことが学べます。
- ラストヒットの取り方
- レーンの押し引き
- ミニオンアグロ
- ソロレーナーがレベル2、3になるタイミング
- レーンフリーズ
- スロープッシュ
- ダメージトレード
- オールインタイミング
- 各トップレーンチャンピオンのスキルと性質
トップレーンは
- タンク(ヴァンガード、ワーデン)
- ファイター(ジャガーノート、ダイバー)
- スレイヤー(スカーミッシャー)
- マークスマン
- スペシャリスト
と非常に多くのチャンピオンタイプを使用することになるため、チャンピオンについて知るにももってこいです。
2.サポート
TOPレーンができるようになれば必然的にタンクもできるようになっています。(そうでないならまだトップレーンができるとは言えません)
それを活かして次はタンクサポートをやってみましょう。
レーンコントロールやオールインタイミングはある程度わかっているはずなので他に意識を向けやすく、新たに次のことが学べます。
- ボットレーンがレベル2になるタイミング
- 隣がレーニングをわかっていないと試合にならないということ
- ワードを置く位置とタイミング
- オブジェクトファイトに向けたリコールタイミング
- ドラゴンやバロンのセットアップ
- ロームガンク
3.ジャングル
ここまでプレイしたら一度ジャングルをプレイしてみましょう。
サポートは第二のジャングルとも言われているように、サポートができるようになればジャングルが多少できるようになっています。
ミッドもボットもわからないので十分なプレイはできませんが、トップとサポートがわかっているので1周目どちらに向かっていった方がガンクが決まりやすいか、敵ジャングル含む同数の少数戦になった場合勝てるかどうかなど多少の推測は立つはずです。
※少なくとも明らかなトロールプレイをして味方のトップやボットのレーン戦を崩壊させてしまうことはないはずです。
ここで一度ジャングル体験を挟むことで次のことが学べます。
- ジャングルの狩り方
- ジャングルルートの回り方
- ガンクの刺し方
- レーナーがよくワードを置く位置とタイミング
- ジャングラーがガンクに来るタイミングと経路
- ジャングラーが襲われると嫌なタイミング
- ドラゴン、ヘラルド、バロンの基本的なとり方
- タワーのとり方
4.ミッドレーン
ジャングルを知ったところで、次はその相方であるミッドレーンをプレイしてみましょう。
ソロレーンなのでトップレーンと似ているところもありますが、大きく異なる点がいくつもあります。次のことが学べます。
- スキルの当て方、避け方
- 序盤にミッドレーンをプッシュすることの重要性
- カニファイトによるジャングラー込みの2v2
- ドラゴンファイトに向けたウェーブコントロール
- マップ中央部の視界の重要性
- 敵ジャングラーの襲い方
- ミッドタワーの守り方
アサシンとメイジで求められる動きが全く異なるので、その点は特に意識してプレイすると良いでしょう。
ミッドレーンがプレイできるようになれば、必然的にメイジサポートも扱えるようになっています。(少なくともろくにAAすらせず実質AFKみたいなことはないでしょう。)
5.ADC
最後に持ってきた理由として、ボットレーナーをやることで学べることはほとんどありません。
ボットレーナーとしての知識や腕前はいずれも他レーンの応用で対応できてしまいます。
※ポジション取りや操作は一番難しいのですが、それはボットレーナーの腕前というよりマークスマンとしての腕前です。
ADCをプレイすることで次のことが学べます。
- 隣が邪魔してくるとレーン戦が成立しないこと
- 一般的なサポートプレイヤーはまともにAAすらできないほど下手クソだということ
- それを受け入れ、諦めの境地に達する仏の心
- いつどこで襲われると嫌か(アサシンをやる時に重要な感覚)
6.もう一度ジャングル
全てのレーンを経験したら、もう一度ジャングルをやってみましょう。
ここまで経験すれば全てのレーンのチャンピオンとマッチアップがある程度わかっているはずなので、ロード画面の段階でどのレーンがどういう戦闘経過になるか、序盤レーンを押すのか押されるのか、ある程度想像がつくようになっています。
次のことが学べます。
- ロード画面で開始3分まで(最初にガンクに行くまで)の状況を予測すること
- ロード画面で1周目のジャングルルートを決定すること
- 中盤までのゲームプランニング
- ファーストタワーの重要性
- 試合の畳み方
実際ここまでのことを一通り学べていればあとは経験を積み、試行錯誤を重ねていけば試合の勝ち方もわかってきます。
ただ、どんなに上手になっても試合に勝つのは多くの集中力と体力を消費するし普通にしんどい。
これはLOLというゲームにおいて所詮自分は10人の中の1人に過ぎないためです。
本来であれば
- 比較的まともに動けるやつはどちらのチームに多いか
- 一撃で試合をパーにする致命的なやらかしをするやつがチームにいないかどうか
を競っているところを、自分の働きによって無理矢理勝利に結びつけようとするのだからそりゃ楽ではないわけです。