試合を左右する重要オブジェクトであるドラゴン、バロン周辺のワードの置き方、置くべき場所、タイミングや注意点についてまとめました。基本的には多くのワードを置けるサポートとジャングラーが視界管理を行いますが、場合によってはレーナーも気にかける必要があります。
目次
ドラゴン、バロン周りでの有利不利について
レーンとは異なりドラゴン、バロン周りの有利不利はチーム全体が影響します。単純な育ち具合の差だけでなくチーム構成も影響しますし、隣接レーンがどの程度押せているか、周囲の視界量の差、周囲にいる敵味方の人数差といった要員により常に変動します。
例えばTOPレーナーはこちらの方が育っていたとしても、こちらだけTPが使えない状態でBOTをスプリットプッシュしている場合、バロン周りではこちらが劣勢です。下手に奥にワードを指しに行って4v4が始まってしまえば相手のTOPのみがTPで駆けつけすぐに5v4になってしまうでしょう。
味方JGのマスター・イーがいかに育っていようとも、バロンから最も遠い位置のJGクリープを狩っていたらバロン周りに駆けつけるには時間がかかりすぎますし、味方のADCとSUPがずっとBOTレーンにいる場合もバロン周りには最大で3人しか集まれないことになります。
ドラゴン、バロン周辺での有利不利はこういったチーム全体の位置、状態を総合的に考慮して判断する必要があります。
優勢時
優勢時はピット内と川にピンクを置き、周辺の敵ワードを破壊して視界を制圧しましょう。さらにステルスワードを周辺、特に相手ジャングル内の相手がピットに近づいてくる経路に置けると理想です。
相手の視界を奪っておくことでドラゴンやバロンを始めても相手には見えませんし、感づいたとしても寄るのが遅くなります。視界がなければ残りHPも見えないためスティールされる可能性も低くすることができます。
こちらの大部分が視界から消えていれば相手も当然ドラゴンやバロンを始めているのではと疑います。このとき周囲の視界が取れていればバロンを取り切れるのか、逃げるべきかの判断材料となりますし、場合によっては反転して敵を殲滅することもできます。
バロンをやっているふりをして相手をおびき寄せて一網打尽にするベイト(待ち伏せ)という選択肢も生まれます。
TOPレーナーのTPにワードが必要なことも忘れてはいけません。
劣勢時
劣勢時は相手がドラゴン、バロンを攻撃し始めたら速やかにそれを知れる状況を作りましょう。
ただしピット内にピンクを置くのはおすすめしません。ベイトをされている可能性があるためピットに近づくのは危険ですし、仮に置くのに成功したとしても相手が優勢なのであれば簡単に破壊されてしまいます。
では何ができるかというと自陣ジャングル側にワードを置きましょう。ピットまでの視界が確保できていれば向かう途中で待ち伏せされてしまうことを防げます。
相手の大部分がレーンから消えていて待ち伏せもされていないのであればドラゴン、バロンを攻撃していることが予想できます。相手がバロンからダメージとデバフを受けている状態であれば集団戦に勝てるチャンスですし、痛み分けでも相手のバロン取得を止められるかもしれません。
ピットに駆けつけたものの、予想に反して相手が反対側レーンに多数いるのが見えれば一時的にこちらが優勢です。ドラゴン、バロンの獲得を狙うなり、周囲の視界を制圧して孤立している相手のキルを狙うなど優位を活かして行動しましょう。
注意点
ドラゴン、バロン周りでの初心者あるあるな注意点です。特にバロンは試合を左右するほどの力を持つため、ちょっとしたミスが試合に大きく影響することも少なくありません。
青トリンケットを使おう
相手がバロンを攻撃しているかも、と思ったら青トリンケットを持っている人は使ってピット内を確認しましょう。
基本的にこちらが負けているはずなので視界も不十分でしょうし不用意にピットに近づくのは危険です。遠距離から視界を確保できる青トリンケットでまずはピット内を確認しましょう。
不意打ちバロンをバラさないで
バロン周りのデワードが完璧にできている時、相手に悟られずにこっそりバロンを始めることがあります。
この時、ピット内に味方のコントロールワードによって無効化されている敵のステルスワードがある場合、絶対に攻撃してはいけません。せっかく無効化されているのにあなたがワードを攻撃していることが相手にバレてしまい、バロンを疑われてしまいます。