プレイヤーにとって重要なメカニクスであるスキルドッジ(回避)について学んでいきましょう。相手のスキルを避けることでレーン戦を有利に運びやすくなり、時には集団戦の結果が大きく変わることもある重要なメカニクスです。
スキルドッジとは
相手のスキルを回避することを指します。対象指定スキルは回避できませんが、それ以外の方向指定スキルや地点指定スキルは反応と読み次第で回避することが可能です。
スキルを避けることで相手のマナを無駄遣いさせることができるだけでなく、反撃のチャンスを作り出したり、避けたスキルを味方ミニオンに当てさせることで相手に意図せずレーンをプッシュさせることもできます。
レーン戦はもちろん集団戦でも有用な技術で、耐久力の低いADCやメイジ、アサシンなどは1発のCC(行動妨害)スキルがデスに直結しやすいため特に重要です。
スキルドッジのコツ
1.相手チャンピオンのスキルを知ろう
なにはともあれまずは知識です。相手のスキルについて何も知らなければ回避は非常に困難です。
具体的にはそれが対象指定スキルなのか、方向指定なのか、地点指定なのか、射程はどのくらいなのか、命中判定の大きさはどのくらいなのかなどをおおよそでもいいので知っておきましょう。
またアーリなどブリンク(移動)スキル持ちチャンピオンの場合、ブリンク距離+スキル射程が交戦可能距離となるため、発射するタイプのスキルだけでなくスキルセット全体を知っておく必要があります。
2.ミニオンでスキルをブロックしよう
スキルショットにはミニオンを貫通するものとしないものがあり、貫通するものの中には貫通後は威力が低下するものもあります。
このうちミニオンを貫通しないものはミニオンを壁にすることで完全に防ぐことができますし、貫通後威力が低下するものは自分だけミニオンを壁にした状態でスキルショットをお互いに当てあえば有利なダメージトレードができます。
特に方向指定スキルの応酬となりやすいMIDレーンではこの技術を活かしやすく、相手のミニオンを一方的に処理するためにプッシュ力(ミニオン処理能力)の高いチャンピオンが人気です。
3.ランダムウォークをしよう
発生から着弾までが遅いスキルであれば相手のスキル発射を見てから回避することができますが、着弾が早いスキルの場合見てから避けていたのでは間に合いません。
そのためスキルドッジには相手がスキルを打ってくるタイミングを読むことも必要です。また、スキルを当てる側も相手がこの後どう動くかを予測してスキルを打つ必要があります。
例えばCSを取るために必要な動きだけをしていては相手からこちらの動きが読みやすいため格好の的です。そこでランダム細かいステップを混ぜてちょこまか動き回ることで相手に動きを読まれにくくします。これがランダムウォークです。
4.相手のスキル射程を利用して無駄打ちさせよう
相手のスキル射程ギリギリに位置取り、相手がスキルを打った瞬間に下がることで相手の射程外に出てスキルを回避することができます。
特にこちらの方が射程が長い場合はこの方法で相手のスキルを無駄撃ちさせてから反撃に転じることで、一方的に敵にダメージを与えることができます。
5.相手の予測の裏をかこう
相手も人間なのでこちらの動きを読んでスキルショットを撃ってきます。そのため相手がスキルをうちそうな方向と反対側に移動すればスキルを回避することができます。
特に分かりやすいのは相手が射程の長い地点指定スキル(ラックスのEなど)を持っている場合で、こちらが後ろに下がることを読んでスキルを撃ってくる場合は逆に前進することでスキルを回避することができます。
射程の長いいわゆるポークチャンプは懐に入られてしまうと弱いことが多いため、場合によってはそのままこちらのキルチャンスとなることもあります。
6.CSを取るフリをしてスキルを撃たせよう
CSを取るタイミングは相手にスキルショットを当てる絶好のチャンスです。当然相手もそのタイミングを狙っているため、CSを取りに行くフリをしてあえて前に出ることで相手のスキルを誘うことができます。
相手からすればノコノコとCSを取りに来たように見えますが、こちらが意識を回避に向けていればスキルをかわすことはそれほど難しくありません。