最近ちょっとした機会があって台湾鯖でLOLをプレイしてきたので、日本鯖との違いをまとめてみました。
事前情報では
- 日本鯖:マクロがしっかりしている、協調性が高い
- 台湾鯖:ミクロ、特に操作のレベルが高い戦闘民族
と聞いていたのですが、実際にプレイしてみたところ全然違いました。
目次
システム/運営
レベル30までが早い
- 日本鯖:特になし
- 台湾鯖:経験値ブーストがひっきりなしにもらえるのでずっとブースト状態
レベル30までにもらえるチャンピオン
- 日本鯖:5体
- 台湾鯖:15体+13000BE+88RP
※RPの価値は日本鯖と異なる。88RPは日本鯖だと約313RP相当。
レベルアップでもらえるチャンピオンカプセルなどLOL共通のものは省略しています。
キャンペーンなので時期によってはもらえる内容が異なる可能性もありますが、2018年~22年までこの新規向けスターターキャンペーンは変わっていないようです。
さらに台湾鯖(というかGarena運営)はキャンペーンイベントが豊富なので時期にもよるでしょうが他にも色々ともらえました。
ランク戦のマッチング
- 日本鯖:同レート帯とは思えない極端に下手なプレイヤーが毎試合10人中3~4人混じる。そのせいか謎の大連勝や大連敗が発生する頻度が高い。
- 台湾鯖:極端に下手なプレイヤーが時々混じる。3~4試合に1人くらいなので日本鯖と比べると頻度は少ない。
これについては日本鯖のアクティブ人口が極端に少ないせいかもしれません。
トロールやスマーフ、逆スマーフのサブ垢、完全新規プレイヤーのプレイスメントなど、どちらの鯖にもいるにはいるのですが、それ以外の一般プレイヤーが少なすぎるとそういった不適正レートのプレイヤーとばかり当たってしまう、といった具合です。
ゴールデンタイムや土日しかプレイしない人であればこの手の問題は発生しづらいかもしれません。
チート
- 日本鯖:ほとんどない
- 台湾鯖:プレイし始めてすぐあからさまなチートに遭遇
遭遇したのはサイオンのウルト必中チートで、直角コーナーどころか180℃反転すらなんのその。ジャングルのどんなに入り組んだ地形も掻い潜り、カミールやアーリのブリンクでも避けられず必中させていました。
チートまみれの鯖かと焦りましたが、あからさまにわかるチートはそれだけで、1~2日で3回ほど当たったきり見かけなくなりました。(ちなみに全て異なるプレイヤー)
日本鯖も実装時にゼラスのスキル必中スクリプトがあったことを考えると、チートが多いのか少ないのかを議論するにはいささか材料不足でしょう。
ラグ、接続の安定性
- 日本鯖:とても安定している。ping値は30ms程度。
- 台湾鯖:海外接続のためかやや安定性に欠ける。ping値は60ms程度。
ping(ラグ)についてはほとんど感じませんでした。ping値の差は30程度なので秒にして約0,03秒。これなら体感ほとんど感じないのも頷けます。
ただ海外接続のためか、細かい接続切れのようなものが時々起きているように感じます。クリックしたはずなのにされていなかったり、押したはずのスキルが出なかったり、一部操作ミスの可能性もありますが、日本鯖をプレイしている時と比べて明らかに多い。
また、極稀にとんでもないラグに見舞われることがあります。いきなりpingが300とかに跳ね上がってそれが数秒~10秒程度続くといったものです。このレベルのラグは10試合に1回あるかないかですが、さすがにこうなった時はまともにプレイできません。
戦闘
スキルショット
- 上手い人は上手い、下手な人は下手。
- 上手い人は上手い、下手な人は下手。比率にも特に大差は感じなかった。
スキルドッヂ(回避)
- 日本鯖:全体的に下手。ダイヤくらいにならないと特別回避が上手い人はいない。
- 台湾鯖:全体的に上手い。スキルを打つと必ず回避モーションを入れてくる。ノーマルでさえけっこう避けてくるうえに、ランクになるとゴールドくらいでも日本鯖のダイヤモンド並に避けてくる。
これはかなり驚いたポイントです。
日本鯖だとシルバー/ゴールドあたりの平均レート帯では避けモーションを入れることなくスキルに直撃するプレイヤーが珍しくないのですが、台湾鯖ではほぼ必ず回避モーションを入れてきました。
CCチェイン
- 日本鯖:CCを当てると、効果が切れた頃に味方がスキルを撃ちはじめる。当然当たらない。
- 台湾鯖:CCを撃った瞬間鬼のように反応し、当たれば当然チェインする。そのためほぼCC=キルとなる。
これは単純な反応速度というより、チャンピオンのスキルを知っているかどうか、味方がスキルを撃つ射線や位置関係をイメージできているかどうかが大きく影響します。
私はいつもどおり味方のスキルの有無や合わせれる位置にいるかどうかを見て撃っているだけなのですが、それに対する反応が全く違っていて驚きました。
戦いが始まった時
- 日本鯖:レンジは遠くからスキルだけ打つ、メレーはさらに後ろでうろうろしているだけ
- 台湾鯖:全力で戦う
出しうる限りの最大ダメージを出そうとします。メイジもサポートも当然のようにAAしますし、メレーは当たり前ですが相手に肉薄します。
その結果チームが劣勢であっても0-5エースのような悲惨なことにはなりづらく、多少の差であれば当たり方次第でいくらでもひっくり返せる希望がありました。
みんなちゃんと戦ってくれるので、自分が突っ込んでストップウォッチで時間を稼ぐといった体を張ったプレイがしやすい。
誰かが敵に突っ込んだ時
- 日本鯖:突っ込んだ人が死ぬ。戦闘が終わった後、味方が死んだので自分も死んでおかないと体裁が悪いのか、1~2人ずつ順番に突っ込み各個撃破される。結果全滅するか、1人生き残った人をチャットやピンで袋叩きにする。
- 台湾鯖:出せる限りのダメージを出す。結果勝つか、負けてもギリギリの戦いになる。
そもそも日本鯖は謎のタイミングで突っ込む人が多いです。強力な移動速度アップやブリンクを持った高機動キャラで1人突出して突っ込んでも、CCも固さもなければ機動力のない味方は合わせることができません。
一方で、オブジェクト周りの視界を取ってもワードを守ろうという意識がなく、簡単に敵に視界を明け渡してしまうため、固いチャンピオンが先陣を切り開かなければならない自体が頻発します。
台湾鯖ではこういった変なエンゲージ自体が少ないこともあってか、行くべきところで行けば味方は付いてきてくれます。突っ込んだ瞬間に味方も合わせてくれるので前衛だけが孤独死する心配はありません。
寄り
戦いが起きそうな時
- 日本鯖:ファームするかタワー下で待機
- 台湾鯖:戦いそうなので寄っておく
日本鯖では戦いが起きてからそこに向かう下手クソなプレイヤーが多く、それを寄りと勘違いしているプレイヤーも珍しくありませんが、台湾鯖は多くの人が予め寄っています。
明らかに動き出しが「早い」ので、日本鯖の感覚でプレイしていると自分だけ出遅れてしまいます。
敵が単独でレーンを押し切った後消えた時
- 日本鯖:反応なし
- 台湾鯖:こちらの森に入ってくることが予想されるためジャングラーに寄っておき、戦闘になるようなら囲んで倒す
これに寄るべきかどうかは状況にもよるのですが、特筆すべきは「マップから消えた敵がどこに向かっているのか予測して行動を選択している」という点です。
実際この体験をしたのは振り分け戦が終わって間もない頃で、せいぜいゴールドくらいのレート帯だったと思うのですが、日本鯖でこの光景はダイヤモンド4以上ないと見ることがないので驚きました。
ドラゴン
ドラゴンが湧く30秒前
- 日本鯖:いつもどおりファームしている
- 台湾鯖:いつもどおりレーン戦をしているか、小規模戦をしているか、戦い終わってリコールしている
ドラゴンが湧いた時
- 日本鯖:リコールする
- 台湾鯖:いつもどおり誰かを倒そうとしている。ドラゴンの近くで敵を倒せればドラゴン。
ドラゴンが湧いた後
- 日本鯖:敵がドラゴンを取り終わってからピットに到着した。どうしよう。
- 台湾鯖:常にどこかで有利を取ろうとしている。ドラゴンの近くで敵を倒せればドラゴン。
14分以降のドラゴン
チームが勝っている時
- 日本鯖:とりあえずドラゴンに触る。やったー取れたー。
- 台湾鯖:常にプッシュしてキャッチとタワーを狙っている。近くで敵を倒せればドラゴン。
チームが負けている時
- 日本鯖:敵がドラゴンを取り終わってからピットに到着した。どうしよう。
- 台湾鯖:レーンを押し返してタワーを守りつつ、キャッチを狙っている。たいてい反対側に人数を寄せているのでドラゴンと交換でタワーが取れる。
事前情報で「日本鯖はドラゴン意識が高い」と聞いていました。
日本鯖ではたしかにドラゴンを無視する人はほとんどいませんが、行動が遅く、ドラゴンの基本的な取り方(近くで敵を倒して人数差を付けてから触るだけ)を知っている人がほとんどいません。
一方「台湾鯖はドラゴン意識が低い」と聞いていましたが、実際にプレイしてみたところそんなことはなく、近くで敵を倒してドラゴンにピンを出せば手伝ってくれるか、最低でもそのプレイヤーの対面がこっちに来ないよう努力してくれます。
日本鯖のように「何も起きていないのになんとなくドラゴンに触って敵を集める」というハイリスクプレイをするプレイヤーがいないので、結果的にドラゴン獲得が遅くなる傾向はありましたが、1~2個目のドラゴンでわざわざ大事故を起こして味方を壊滅させるトロールプレイは見かけませんでした。
コミュニケーション
ノーマルゲームのコール合戦
- 日本鯖:「JGできない」「…(サポートやらない)」ソロレーンの奪い合いが始まり試合にならない
- 台湾鯖:「top、top、top」topが妙に人気。でも奪い合いにはならない。3人くらい無言の人がいて空いたところは埋まる。
レベル30まではノーマルゲームで上げましたが、ロール強奪は1回だけしかありませんでした。
昨年日本鯖でLOLを始めたばかりの友達と一緒に新規垢をレベル30まで上げた時、毎試合ロール強奪があって試合が始まらなかったことを思い出して、相当民度の違いを感じました。
煽りピン
- 日本鯖:気に入らないことがあると煽る。自分がミスった際も他人のせいにする。とにかく責任転嫁してチーム内での自分の立ち位置を守る。
- 台湾鯖:ほとんどならない。30試合に1人くらい炊きまくるやつがいる。
日本は村社会文化のせいか、チーム内での自分の立ち位置を執拗に気にする人を多く見かけます。こうなるともはやLOLをやっているのか村八分ゲーム(?)をやっているのかわからなくなってくる。
さすがにそういったケースはほとんど見かけませんでした。というかピンで煽るという陰湿な方法があまり一般的ではないのかもしれません。
試合中のチャット
- 日本鯖:あまりない。稀に試合中にくどくど文句を言うやつがいる。たいていは自分のミスの責任転嫁。
- 台湾鯖:あまりない。書かれても中国語なので何を言っているのかわからない。
さすがに試合中に翻訳ツールを使う余裕はなかったので何を言っているのかわかりませんでした。
試合後のチャット
- 日本鯖:誰が戦犯だったのか裁判が始まる。
- 台湾鯖:何が良くなかったのか会話が始まる。
言い方はアレですが、仲間内の誰かを吊し上げるのは日本の伝統的な娯楽文化です(悲しい)。普段からどうでもいい内容で芸人やタレントや知識人を吊し上げて楽しんでいる我々日本人が、LOLでそれをやらないわけがない。
一方で台湾鯖はプレイ内容について言及する会話が散見されました。といっても翻訳ツールでなんとか読んでいるだけなので正確なニュアンスまでは汲み取れませんでしたが。
トロールが湧いた試合はさすがに台湾鯖も日本鯖も変わらず、一言文句を吐き捨てて出ていく人ばかりでした。
ジャングラー
ジャングル枠
- 日本鯖:「JGできない」
- 台湾鯖:普通にジャングル希望の人で埋まる
日本鯖の平均レート帯がクソゲーと化している最大の要因がこれでしょう。
まず単純なアクティブ人口が少なすぎるため、不人気ロールであるジャングラーの数は特に足りず、片方のチームのみどこでもオプションジャングラーが配置されてしまう。
台湾鯖はプレイ人口が日本鯖の5倍以上いることもあってか、JGを代わってくれというプレイヤー自体ほとんど見かけませんでした。
ジャングラー
- 日本鯖:最低限のプレイができればダイヤモンド4
- 台湾鯖:ゴールド帯でもメインロールでなくても最低限はできる。やりたがる人は多くはないが、ランクの枠は普通に埋まるし、ノーマルでも他が埋まっていたらやる。
大きな違いを感じた点がもう一つ。
日本鯖はジャングルメインでないプレイヤーは平気で「JGできない」と言い出しますが、台湾鯖でそういったプレイヤーは見かけませんでした。「得意じゃないよ」と言いつつやってみようとするし、実際にある程度はできる。
ノーマルでも積極的にやりたがる人は少ないものの、変に避けられてもいない、といった具合です。
このあたりはできないことでもやってみるかどうか、できないことをそのままにしておくかどうか、といった国民性の違いなのかもしれませんが、その根底にあるのはやはり身内を叩きたがるかどうかという社会的・文化的な違いなのかもしれません。
ジャングラーの傾向
- 日本鯖:ファームしかしないのにCSが低い。
- 台湾鯖:常にキルが取れないか見ている。逃げスキルもないのにプッシュしてくる敵がいたらキャンプしてしゃぶり尽くす。
日本鯖の平均レート帯は「ファーム・ガンク・オブジェクト」のファの字もできていないため、タイプ分け以前の問題ですが一応。
レーン戦中、タワーにミニオンが押し付けられそうな時のジャングラー
- 日本鯖:「敵ミニオン15匹を背負って前に出ろ」とレーナーに指示する
- 台湾鯖:敵ミニオンが多すぎるのでガンクしない。
台湾鯖はそもそもそこまで押してくる前にガンクするか、レーナーがタワー下でCSを取ってミニオンが減った頃合いを見計らってガンクする。
レーナーがソロキルしたり、ガンクで敵を倒した時のジャングラー
- 日本鯖:無反応。ナイスゥとか心の中で思っているのかもしれない。
- 台湾鯖:戦闘が始まった時点で寄っているので、プッシュを手伝ったり、敵ジャングルをケアしてレーンを押し切るのを手伝ってくれる。レーナーに余裕があるならドラゴンを始めたりする。
レーナーが主導権を取って溜めたウェーブを押している時
- 日本鯖:ファームがまだ終わっていない
- 台湾鯖:カウンターガンク狙いで寄っている
味方のトップレーナーがタワーにビッグウェーブを押し付けた時
- 日本鯖:ファームがまだ終わっていない
- 台湾鯖:予め寄っているのでそのままタワーダイブを狙う
敵のトップレーナーがタワーにビッグウェーブを押し付けた時
- 日本鯖:ファームがまだ終わっていない
- 台湾鯖:敵のタワーダイブをケアする
トップレーンが敵にキャンプされている時
- 日本鯖:ファームがまだ終わっていないか、ボットサイドで敵にキルを献上している。そのまま負ける。
- 台湾鯖:ボットサイドがボコボコに勝っている。そのまま試合にも勝つ。
ボットレーンが敵にキャンプされている時
- 日本鯖:ファームがまだ終わっていないか、トップサイドで敵にキルを献上している。そのまま負ける。
- 台湾鯖:トップサイドがボコボコに勝っている。が、試合には勝てない。
プレイ人口のせいなのか何なのかわかりませんが、総じてジャングラーの平均レベルが高めです。もちろん異様に下手な人もいますが明らかに数が少ない。
なお平均レベルが高めなので、異様に下手な人を引いてしまうと日本鯖以上にどうしようもないワンサイドゲームと化します。
こちらのレーナーが3レーンとも圧倒的に強い場合は試合には勝てますが、序盤中盤信じられないほどにグダります。
マクロ
ワード
- 日本鯖:数は多いけれど意味のない場所やすぐ消されるタイミングで置くのでマップが暗い。
- 湾鯖:有効な場所やタイミングで置くので常にマップの片側は見える。数は日本鯖と比べると少ない。
リコール
- 日本鯖:暇さえあればリコールしようとする。エース取ってリコール。
- 台湾鯖:全然リコールしない。ローヘルスでも近くで戦闘があれば駆けつけ続け、いずれ死ぬ。
試合中盤、平常時
- 日本鯖:おろおろする
- 台湾鯖:とりあえずレーンをプッシュする
中盤以降、勝っている時
- 日本鯖:自陣でファームをする
- 台湾鯖:グループして敵の森を制圧する
試合中盤、負けている時
- 日本鯖:自陣でファームをする or タワー下でAFKする
- 台湾鯖:レーンをプッシュし返してキャッチを狙う
グループ時
- 日本鯖:オブジェクトの近くにはいるけれど散り散りになっていてまとまりが悪い。そのうち誰かが突出して突っ込むか、敵にキャッチされる。
- 台湾鯖:互いに互いをフォローできる距離内にまとまって陣形をとっている。
スプリットプッシュ
- 日本鯖:味方が4v5を仕掛けて本隊が壊滅する
- 台湾鯖:敵が5v4を仕掛けてきて本隊が壊滅させられる
オブジェクトが湧く前の時間のアサシン
- 日本鯖:ファームをしているか、リコールしている
- 台湾鯖:姿を消してアサシン(暗殺)しようとしている
オブジェクトが湧いている時のアサシン
- 日本鯖:グループして5v5をしようとしているがすぐ死ぬ
- 台湾鯖:すでに1人殺している。味方がオブジェクトに触っているのでその経路のどこかに潜みプレッシャーを与えている。
特定のチャンピオン
後入り専用チャンプ(マスター・イーなど)
- 日本鯖:誰もエンゲージしないので腐る or 自分から突っ込んで死ぬ
- 台湾鯖:誰かしら突っ込んでくれるので強い
ヤスオ
- 日本鯖:マナなし、パッシブ、Wを活かして一生プッシュしてくる。こちらがメイジだといずれマナ切れリコールさせられる。後出しなら強い。
- 台湾鯖:マナなし、パッシブ、Wを活かして一生プッシュしてくる。ジャングラーが常にキルを狙っているのでガンクで死にまくる。常に弱い。
エズリアル
- 日本鯖:弱い。役に立たない
- 台湾鯖:弱い。役に立たない
マスター・イー
- 日本鯖:ファームしかしない。味方が死んでから戦闘があったことに気付き、死にかけの敵を追いかけてタワーに突っ込んで死ぬ。
- 台湾鯖:ファームしかしない。が、キルがほしいので死にかけの敵を見かけるか、戦いが起こりそうなら寄る。逃げスキルのない敵が前に出すぎていても倒す。
ケイン
- 日本鯖:変身するまで弱いくせに青(アサシン)になる。結局弱い。
- 台湾鯖:変身するまで弱いくせに青(アサシン)になる。結局弱い。
※序盤の要であるジャングラーが序盤弱すぎると、味方が強くない限り試合が終わる。そしてアサシンは序盤取った有利を活かして中盤以降敵を狩るので、青ケインが活躍できるのは相当限られたピック時か、味方が強い必要がある。
日本鯖と台湾鯖を比較して思ったこと
プレイ人口の差によるレベルの差
書いている途中から薄々、そして読んでいて気付いた人も多いと思うのですが、単純に台湾鯖の方がレベルが高い。やはりプレイヤー人口の差によるレベルの差が顕著に出ています。
※スポーツでも事業でも学問でもなんでもそうですが、プレイヤー人口の差は平均レベルの差とかなり正確に相関します。
やはり日本サーバーは『世界最弱のサーバー』と言われるだけあって、同じレート帯を比べても明らかにレベルが低かった。
台湾サーバーが「戦闘民族」と言われるのはおそらく中盤以降しっかりキャッチを狙いに行くのと、寄りが早いという要素が相まった結果、小規模戦が発生しやすいため。たしかに初心者やLOLに詳しくない人がプレイするとただひたすら戦っているように見えるのかもしれない。
国民性による違い
個人的にはこれに加えて日本人の国民性がLOLと極めて相性が悪いのと、RIOTJPの運営方針が日本サーバーの衰退とレベル低下を招いているように思います。
※日本人が個人技に優れながらもチーム戦を苦手とするのは歴史を少しだけ知っていればわかる。太平洋戦争の例は記憶に新しく、我々日本人の熟練工はアメリカのシステマチックな工業に負け、超長距離飛行が可能な熟練のパイロットたちも諜報と新兵器、そしてそれらを見事に活用した実行チームの前に大敗した。相手のレーダー探知に対し訓練された見張員の視力で対抗しようとしていたほどである。
我々日本人は「みんなで同じことを同じようにやる」のは得意だけれど、「それぞれ役割(ロール)を分担し、1つのチームとして機能する」ことは苦手だ。
また、日本人が責任を持つことを嫌い、集団の中で嫌われることを極度に恐れているのは多くの人が納得すると思う。この国民性の中にLOLが入ってきた時、プレイヤーたちの目標が『いかにして試合に勝つか』よりも『いかに皆から責められないようにするか』にシフトしてしまっている。
プレイヤー人口が少ないからとトロールプレイヤーを放置し、よほどのことがなければBANを行わないRIOTJPの運営方針は1年2年の短期スパンではプレイヤー増加に寄与したものの、5年10年の長期スパンではプレイヤーの質を低下させ、サーバーの衰退を招いてしまった。
終わりに
台湾鯖をプレイした時、久しぶりにLOLをプレイした気がした。
レーナーは対面に勝とうとするし、ジャングラーは試合を支配しようとする。ファイターはファイトしようとするし、アサシンは敵を暗殺しようとする。エンゲージ、ポーク、カウンターエンゲージ、自分たちの構成に応じた戦い方を目指す。
そしてプレイヤーは味方ではなく敵を攻撃する。
日本サーバーがこういった当たり前のレベルに到達するのは、今のままでは難しい気がする。