サポートで先出しできるチャンピオンの条件とその一覧について解説します。そのためにまずサポートの役割と特徴から振り返っていきましょう。
目次
サポートの役割
サポートはジャングラー同様、知的なロールなのでトップやボットほどシンプルではありません。(念を押しておくとシンプル=簡単という話ではありません)
サポートの役割は
- 序盤はADCの分身
- 中盤以降は第二のジャングラー
1つずつ見ていきましょう。
1.序盤はADCの分身
序盤のレーン戦ではサポートはADCの分身として行動します。ADCがハラスで敵に体力差を付けるタイプならよりそうしやすいように、オールインでキルを狙うタイプであればサポートも同じくキルを狙います。
これは必ずしも似た性質のチャンピオンであることを意味するわけではありません。
例えばアッシュ&ブランドは有名な組み合わせで両方とも序盤の強力なハラスで相手を追い詰めるチャンピオンですが、ケイトリンの場合、自身はAAでハラスし続けるタイプですが隣はガンクケアが得意なチャンピオンの方が相性が良かったりします。
あくまで2人ワンセットでADCが選んだチャンピオンの戦い方がしやすいよう、ピック、立ち位置、スキルを打つタイミング、アイテムを選択するのがサポートの役割です。
2.中盤以降は第二のジャングラー
サポートはもともと第二のジャングラーとも呼ばれるロールで、その役割の本質はやはりオブジェクト管理です。
序盤ボットレーンに行くのは
- レベル3までの経験値を分けてもらう相手としてはADCが最も負担が少ないから
- 最初に湧く大型オブジェクトがボットサイドにあるドラゴンだから人数を割くため
- アウタータワーはボットタワーが最も柔らかいため(トップやミッドの2倍柔らかい)
という理由です。
つまりドラゴンのセットアップが必要となる4:30あたりからサポートはジャングラーが狙っているオブジェクトに合わせて動きます。
ジャングラーがドラゴンを狙っているのであればADCと協力して、ボットレーンを押し切ってドラゴン周りの視界を抑えたり、押されてしまうのならタワーまで押し付けられないようにしてガンク合わせできる状況を整備します。
逆にジャングラーがトップガンクを狙っているのであれば自分たちは敵ジャングラーのガンクをかわす立場になります。不用意にレーンをプッシュしすぎないよう隣のADCにピンで伝え、ピール用のスキルを残しておくようにします。
ボットタワーを折ったり折られたりした後もやはりタワーやドラゴンを取りやすいようオブジェクト周りの視界争いをしたり、ジャングラーやミッドレーナーと協力して敵をキャッチして人数差を作るのがサポートの役割です。
サポートの相性差はどの程度響くのか
相性差が大きい順
トップ>>>>>ミッド>>サポート≧ボット>ジャングル
サポート以下は対面との相性差はほとんど影響しないと言ってしまって良いです。
というのもボットレーンは最初から2v2のため対抗と1v1で戦う機会はまずなく、ドラゴンが湧いてしまえばジャングラーやミッドも関係してくるため、自分と対抗の相性など数ある要素の1つに過ぎないからです。
例えばレオナがジャンナに飛びついても弾かれるだけでその後レンジで殴り続けられるだけですが、レオナの隣がアッシュであれば延々とスロウをかけて殴り続けることができますし、そもそもフォーカス可能なら狙いたいのはジャンナではなく敵のADCです。
また、レベル2先行できるかどうかはサポート同士の相性よりもレリックを持っているかどうかや、隣のADCがAAできるかどうかの方がよほど重要ですし、レベル先行してキルしてしまえば多少の相性差はひっくり返ります。
サポートで先出しできるチャンピオンの条件
サポートで先出しできるチャンピオンの条件は、サポートチャンピオンであること。つまりなんでもいい。というより、サポートは隣のADCと相性が悪すぎないことの方が大切です。
例えば隣がアッシュなのにサポートがユーミをピックしてしまうと噛み合わない。アッシュはWハラスで体力差を付けるか、パッシブを活かして序盤に差を付けたいのに、ユーミではハラスも弱く、アッシュの序盤の強さを活かすエンゲージスキルもありません。
そうこうしている間にアッシュのパワースパイクは終わってしまいます。アッシュはまだスタン持ちなので腐りませんが、これがエズリアルだった場合、試合は絶望的です。
隣が何をピックするかわからない場合
隣が何をピックするかわからない場合も、強いて言うならサポート性能が極端に低い特定状況特化型のチャンピオンは避けるくらいです。
例えばパイクはレーンで勝つことが前提のスノーボールチャンピオンですが、対面がマオカイやレルを後出ししてきた場合、できることがほとんどなくなってしまいます。
サポートチャンピオンはもともとレベルやゴールドが少なくても活躍できるよう高性能なCCやシールドを持っているわけですが、パイクはそのあたりのパワーと引き換えにスノーボール時の大量ゴールド獲得スキルを持っているわけです。
このような特化型のチャンピオンは特定の状況においてめっぽう強いものの、それ以外の状況では平均以下のパワーしか発揮できないようデザインされています。
サポートで先出しできるチャンピオン一覧
以上を踏まえてサポートで先出しできるチャンピオンの一覧をリストアップしてみましょう。
といっても普通に並以上のサポート能力を持っているチャンピオンをそのまま載せるだけなので、リストだけにして詳細は割愛します。