コグ=マウ:深淵のアギト(Kog’Maw: the Mouth of the Abyss)のチャンピオン紹介です。長めのスキル射程とスキルによるAA射程増加により遠距離から強力なダメージを出し続けるマークスマン/メイジ。W発動中はAAに体力割合ダメージが付く生粋のタンクキラーです。
目次
レーン戦での立ち回り
典型的なレイトゲームキャリーのため序盤は最弱の部類に加え、レーン戦も弱めです。ハラススキルがないわけではありませんが素のAA射程は短く、WのAA射程増加はスキルレベル依存、Eはマナコストが重く、Qは射程こそ長いもののミニオンにブロックされてしまいます。
加えて逃げ性能が貧弱なためガンク耐性も低いです。ブリンクスキルがなくCCもEのスロウしかないため、まっすぐ走ってくる相手ならともかく、ブリンクスキルを持つまともなジャングラー相手だとSUPのフォローがなければ捌くのは難しいでしょう。
つまるところコグ=マウのレーン戦は相手に負けすぎないことに終始します。多少のCS差や1デスくらいならどうとでも巻き返せますし、それどころか1~2回の小規模戦での敗北すらひっくりかえすことが可能です。
可能な限りCS差を付けられないようにし、少しでも長くファーストタワーを守りましょう。
集団戦での立ち回り
中盤の小規模戦は可能な限り参加したいところですが前述の通りレーン戦が弱いため寄れる状況を作りづらく、機動力もないため寄っても間に合わないことも珍しくありません。
コグ=マウが真価を発揮するのは終盤のため、中盤は寄って間に合うかどうかを的確に判断する能力が求められます。間に合わない場合は少しでも早く戦力になれるよう、素直にレーンでファームに徹するのも重要です。
終盤の本格的な集団戦こそコグ=マウの力の見せ所です。味方のイニシエートに合わせてタンクの後ろから圧倒的火力で敵を次々と消し飛ばしていきましょう。
敵のメイジやADCを狙えるならそれに越したことはありませんがまともな交戦ではまず期待できません。
しかし終盤のコグ=マウの火力に勝てるADCはほとんど存在しません。お互いに前衛のタンクから倒していけば敵の前衛ラインがまず先に崩壊するでしょう。チーム構成に大きな差がない限りは奇策は必要ありません。正面から堂々と敵集団を突き破りましょう。
コンボ
- E→W→AA→Q→AA→AA
- E→R→W→AA→Q→AA→AA→AA→R
コグ=マウは後半の持続火力と射程が最大の長所です。自身は敵に捕まらないよう立ち位置に注意しつつ、離れた敵にはスキルで、近くの敵にはW付きAAで火力を出し続けましょう。
逃げる敵にはAAでダメージを与え続けたうえで射程の長いRなどでトドメを狙いましょう。
サモナースペル
SUPとのDUOレーンのため自分と近くの味方を回復させられるヒールが無難です。SUPがヒールを持ってくれる場合はイグゾーストやバリアを持つと良いでしょう。
ルーン
ただでさえ凶悪な終盤の持続ダメージをASアップにより底上げする『リーサルテンポ』がメジャーです。サブルーンはコグ=マウが活躍する終盤での影響力をさらに高める『強まる嵐』などを選べる魔導ルーンがよく使われています。
ビルド
スタートアイテム
or
レーン戦を苦手とするため安全にファームを意識するならドランシールドスタート、そこまで弱気でない場合はドランブレードでスタートします。
コアアイテム
通常攻撃を強化し、殴れば殴るほどさらに強化するグインソー・レイジブレード、AAを範囲攻撃化するルナーン・ハリケーン、ライフスティール・攻撃力・攻撃速度全てを補いアクティブ効果も強力なルインドキング・ブレード、通常攻撃に追加魔法ダメージを付与するウィッツエンドがコアビルドです。
選択肢
さらにライフスティールを高め殴り合いの鬼と化すブラッドサースターや対タンク性能をさらに高めるドミニクリガード、敵のCCを解除できるマーキュリアル・シミターなどが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
同じくレイトキャリーでハラス手段に乏しいトリスターナやカイ=サなどを得意とします。特にトリスターナは後半のAA射程を長所とするものの、W発動時のコグ=マウのAA射程には及びません。
苦手なチャンピオン
序盤のレーン戦に全てをかけたADメイジ系を苦手とします。これらが対面の時は特に無理をせず味方ジャングラーのガンクを待ちましょう。レーンで負けさえしなければ後半は持続火力の差が圧倒的となり集団戦の有利はもちろん、バロンを狩るのもこちらに分があります。