エリス:蜘蛛の女帝(Elise: the Spider Queen)のチャンピオン紹介です。ロールこそメイジ/ファイターとなっていますが求められる立ち回りは完全にアサシンのそれで、序盤の高いバーストダメージ、ガンク性能をどれだけ活かせるかが重要なチャンピオンです。
目次
レーン戦段階での立ち回り
エリスはチャンピオン性能を極限まで序盤に凝縮したチャンピオンです。序盤から高いバーストダメージ、人型Eの長いスタン時間、クモEのガンク性能と生存能力、Rの形態変化による手数の多さと序盤のガンクに必要な要素が詰め込まれています。
一方でアルティメットスキルを持たないためレベル6での影響力が少なく、それまでに戦果をあげることが求められます。加えてCCは単体スタンのみ、AOEスキルに乏しく、火力を出すには接近する必要があるにもかかわらず非常に脆いため後半の集団戦を特に苦手とします。
つまりのんきにファームしていると恐ろしいスピードで不利になっていきます。レベル6までにどれだけガンクを決められるか、そして序盤で作った有利を加速度的に広げて短時間で試合を終わらせることができるかが焦点となります。
単にガンクを決めるだけでなく試合展開を早めるガンクが重要です。序盤からのタワーダイブを得意とし、子クモのおかげでタワー破壊能力も高いため、ガンクを決めることでタワーやリフトヘラルドに繋げられるレーンを見極めガンクしましょう。
集団戦での立ち回り
集団戦をいかに起こさせないかが重要です。序盤で有利を取れているなら相手ジャングルの視界を取り、孤立した柔らかい敵を暗殺して常に人数差を作り続けましょう。1人でも欠けていれば相手は積極的な行動を起こしづらくなります。
エリスで序盤有利を作れなかった場合、致命的な不利を背負ったことになります。味方が驚異的な強さを発揮してくれることを祈りつつ、孤立した敵をキャッチできそうなタイミングを見つけましょう。単体相手なら人型Eは強力です。
集団戦を避けられなくなった場合、人型Eを敵キャリーに当てれる機会を伺いましょう。純アサシンのように後ろから入ろうにもエリスはダメージを出すのにやや時間がかかるため、まともなピーラーがいると活躍できないどころか簡単に溶かされます。
腐り具合に場合によってはタンク気味にしてクモEやゾーニャで時間を稼いだほうがマシなことすらあります。
コンボ
- 人E→Q→W→クモQ→W→AA
- 人E→W→Q→クモQ→W→AA
- クモE→Q→(W)→人E→W→Q→AA
人型Qが対象の現在体力が多いほどダメージが増えるため、人型からコンボに入る方がダメージが出ます。が、人型時は移動速度が遅く、ブリンクスキルもクモ形態のため、急いで駆けつける場合や奇襲はクモ形態からのコンボを使う場合もあります。
サモナースペル
ジャングラーのためサモナースペルはフラッシュとスマイトで固定です。
ルーン
バーストダメージを高めるため『電撃』がメジャーです。サブルーンは移動速度と魔力を上げられる魔導ルーンがよく使われています。
ビルド
スタートアイテム
メインロールはメイジですがクモ形態がファイターでジャングリングにはAAを使うためハンターマチェットスタートがメジャーです。ただし環境によってはハンタータリスマンスタートとなることもあり、その時のジャングルの周りやすさによります。
コアアイテム
ジャングルアイテムは魔力とAOEダメージパッシブの付くルーンエコー、続いてアクティブ効果でブリンクを得られるヘクステック・プロトベルト01、小規模戦や集団戦で時間を稼げるゾーニャの砂時計と積んでいきます。
いずれも魔力が上がるアイテムですが、体力や物理防御も上がり、ダメージを出すためには接近する必要のあるエリスと好相性です。
選択肢
魔力と体力の上がるライアンドリーの仮面やモレロノミコンなどが選択肢です。
完全に腐ってしまった場合はランデュイン・オーメンやソラリのロケットで耐久力を上げつつ味方のサポートに回るのも一考です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
ボリベア、ヘカリム、セジュアニなど序盤のジャングリングが遅く、エリスの強い序盤にあまりアクション取れないチャンピオンに対して有利です。
苦手なチャンピオン
アイバーン、シャコ、ヌヌなど序盤のジャングリングが得意で、時にはエリスがレベル3になることすら阻害できるチャンピオンを苦手とします。