ゼド(Zed)

ゼドのスプラッシュアート

ゼド:影の頭領(Zed: the Master of Shadows)のチャンピオン紹介です。影を利用した長射程ハラスで敵の体力を削り、弱った相手にはオールインから高いバーストダメージを活かしてキルを狙う、最も基本的かつわかりやすいミッドアサシンです。

パッチ11.18で一応ジャングル向けにバフされましたが『変身しないケイン』と呼ばれるくらい味方の足を引っ張るだけなので、この記事ではミッドゼドについて解説します。

目次

どういう時にピックするチャンピオンか

  • 対面がアサシン耐性のないメイジをピックした時
  • 対面有利かつ敵のジャングラーが柔らかい時
  • 対面有利かつ敵のサポートがメイジの時

アサシンは集団戦での役割がない。つまり敵が後半の集団戦に向けてバラけてファームしている間に大きく有利を築き、相手にグループする機会を与えないままマップを制圧することを目的にピックします。

そうなると必然的に序盤から活躍しなければならない(=序盤からマップを自由に動き回れなければ話にもならない)ため、有利を取れる対面に後出しでピックすることになります。

加えて敵のジャングラーやサポートが柔らかい時はキルを取れるチャンスが多く、マップに脅威を振りまきやすいです。

ゼドの試合時間ごとの勝率

※20分までに敵が森やタワーから離れた場所を歩けないようマップを制圧できるかが勝負

ゼドは最も基本的かつわかりやすいアサシンチャンピオンです。

アサシンの特徴である

  • まともに戦うと弱い → ステータスもDPSも低い
  • 代わりに機動力が高く奇襲と逃走に長ける → バーストダメージが高くブリンクスキルを2つ持つ
  • ワンコンで敵を倒せなければ逃げるしかない → R中に与えたダメージに応じて追加ダメージ
  • コンディションが万全の相手には弱いが、弱った相手にはめっぽう強い → 残り体力半分以下の敵に追加ダメージを与えるパッシブ
  • 単体ダメージは高いがAoEに乏しくCCも皆無 → 孤立した相手には強いが集団戦では役立たず

アサシンの長所も短所も丁寧にスキルセットに折り込まれているため、スキルを効果的に使おうと思えば必然的にアサシンらしい動きをすることになります。

※アサシン=卑怯者、卑劣で外道な小悪党というイメージでなりきってプレイするのがいい。どのチャンピオンも彼らの気持ちになりきってプレイするのが大事。

ゼドはスキルセットが単調でわかりやすいため腕による差が出づらく、マクロ的なゲーム理解が重要。予めわかっている場所と時間に十分な装備を持って待ち構えられるかどうかというテンプレチャンピオンであり、敵がそれを知らない低レートほど強い。

レーン戦での立ち回り

  • レベル1は対面に頭を下げながらQでCSを取る(結果的にレーンを押される)
  • Qでミニオンを減らしておき、タワーに押し付けられないようにする
  • レベル3でスキルが揃うタイミングでウェーブは自陣側で衝突している
  • あとはQでハラスして削る
  • 敵ジャングラーが近くにいなければWEQで削る
  • 敵ジャングラーがいない、かつ敵がスキルを撃ってきたらWEWAAQで避けながら反撃
  • 相手のHPが減ってきたり、味方のガンクがあればオールインで倒す
  • レベル5あたりでリコールしてセレイテッドダークを買う
  • レーンに復帰してレベル6になったら押し切って、6:40に敵の2個目のバフで待ち構えて敵ジャングラーを倒す
  • あるいはボットにロームしてADCかメイジサポートを倒す

ゼドの動きはかなりテンプレ化されています。レートが上がってくると相手もゼドを知っているため工夫が必要になったりしますが、ゴールドくらいまでならそのまんまこの通りに動くだけで敵がゼドを知らないのできれいに刺さる。

重要なのは、安全にファームして、安全にハラスして、弱い相手(真っ先に狙うのは自分がレベル6の時にレベル4とか5の相手)だけを狙って倒す。それだけです。

※対面のミッドレーナーは低レートでもゼドを知っていることがあり、アサシンの餌と名高いラックスミッドでもバリアを持つなど対策してきますが、ジャングラーやサポートは何も知らないまま倒される。

キルを持った後はプッシュとロームを繰り返し、味方のジャングラーとともに川から敵の森にかけてエリアを制圧します。その後サイドレーンを潰しに行くわけですが、主にボットを潰しに行くことになります。

レベルが低く柔らかいボットレーンの方が潰しやすい、ドラゴンがあるなどの理由もありますが、敵のボットレーンが育って先にスワップしてくるとメレーではミッドタワーを守るのが難しいためです。

集団戦での立ち回り

集団戦でまともに戦えるチャンピオンではないため、いかに集団戦が起こらないようにするか(=相手にグループアップさせないようにするか)がキモです。

具体的には

  • ファーム中の敵ジャングラーを倒す
  • 視界を取りに来たサポートを倒す
  • 赤バフを取りに来たADCを倒す
  • グループするために森を移動中の孤立した相手を倒す
  • タワーの外までファームしにきたメイジやADCを倒す

こうして常に敵の誰かをデスタイマーにし続けます。特にサポートを倒し続ければ相手は視界を確保することができないため、その後もアサシン活動を続けやすくなります。

いずれもこちらが先にプッシュして待ち構えていなければ実行しづらく、潜伏前に位置バレしてしまうと逆にカモられてしまうため、序盤から有利を築き続けていなければ機能しづらいわけです。

序盤中盤でうまく立ち回れず、集団戦をやらざるを得なくなってしまった場合、狙いは敵のADCがダメージを出す前に瞬殺することです。

しかし自分が育っていなければ敵をワンコンで落としきれず、敵が育っていればストップウォッチやガーディアンエンジェルなどの対策装備を買われているため、こうなると活躍は難しいでしょう。

コンボ

  • W→E→Q
  • W→E→W→AA→Q
  • R→W→E→W→AA→Q→R

基本的なコンボは2パターン。レベル6以降はそれにRを加えるだけなので少しプラクティスで練習するだけで操作面は問題ありません。

サモナースペル

フラッシュイグナイト

序盤のキルチャンスは絶対に逃したくないためイグナイト。

ルーン

ゼドのルーン

キーストーンは序盤の単体へのバーストダメージが最も高い電撃。対面がファイター系の場合は征服者ですが、そういう相手にゼドはピックしないので忘れましょう。

2段目:レーンでのサステインを高める血の味わい or 脅威を得られるサドンインパクト。脅威は重ねるほど強いのでレーンが余裕そうならサドンも十分選択肢に入ります。

3段目:ゴーストポロ or 目玉コレクター

4段目:好きなもの。至極でRの回転率を上げるのが最も効果がわかりやすい。

サブルーン:序盤のダメージを少しでも高めるための追火。あとは魔導ルーンで持つとしたら至高が無難です。

ルーンのかけら(シャード)

  • アダプティプフォース
  • アダプティプフォース
  • 魔法防御

メイジに対してのみカウンターピックで出すのでほぼ固定になります。

スキルオーダー

  • レベル1でQ
  • レベル2でWかE
  • レベル3で取ってないスキル
  • レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる

ビルド

スタートアイテム

ロングソード詰め替えポーション

ファーストリコールでセレイテッドダークを買えないと人生終了してしまうのでロングソードスタートします。

序盤相手のハラスがキツイ場合は詰め替えではなく体力ポーションを3つ持っていきましょう。

コアアイテム

赤月の刃 or プローラークロウ

高いADと脅威に加え、スキルかAAを計2回当てると追加ダメージとシールドを得られる赤月の刃が基本的な選択肢。オムニヴァンプも付くのでレーンを押し切る際も体力を残しやすい。

ブーツ

アイオニアブーツ or プレートスチールキャップ or マーキュリーブーツ

理想は安くてスキル回転率が上げるアイオニアブーツ。

序盤活躍できなかった場合はプレートスチールキャップかマーキュリーブーツが無難です。

選択肢

妖夢の霊剣セリルダの怨恨ブラッククリーバーコレクタードミニクリガードナイトエッジガーディアンエンジェル

脅威を重ねていき、相手の物理防御が100を超える頃を目処に割合貫通装備を買います。

最終ビルド

赤月の刃妖夢の霊剣セリルダの怨恨ナイトエッジガーディアンエンジェルアイオニアブーツ

最終ビルドの一例です。

カウンターピック

有利マッチアップ

セラフィーンタリヤツイステッド・フェイト

セラフィーン、タリヤ、ツイステッド・フェイトなど、物理防御のステータスが低く、ゼドのオールインに対し十分な自衛スキルがないチャンピオンを得意とします。

不利マッチアップ

マルファイトパンテオンダイアナ

物理防御の塊でそれなりのハラスができるマルファイトは伝統的なカウンターチャンピオン。他には序盤からずっとゼドに勝てるパンテオン、メレーカウンターのダイアナなどを苦手とします。

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