シン・ジャオ:デマーシアの家令長(Xin Zhao: the Seneschal of Demacia)のチャンピオン紹介です。タイマンやガンクが得意な攻めに特化したファイタージャングラー。その性質上、序盤から畳み掛けてスノーボールすることで真価を発揮するため、序盤の動きをいかに詰められるかが重要です。
シン・ジャオは、リー・シンやエリスと並ぶ序盤特化型ジャングラーの1人です。
最初から圧倒的なタイマン性能・ガンク性能を誇る反面、ジャングル周回は最初から最後まで速くなく、スケーリングも高くなく、集団戦でもあまり活躍が見込めないため、何事もなく試合が進めばどんどん存在感が薄れていきます。
また、攻撃・追撃は得意な一方で逃走性能は悪く、ミニオン処理能力が低いためタワー防衛も苦手、ハラスらしいハラスもできないためタワーやドラゴンを挟んでのにらみ合いも苦手です。
後手に回ると非常に弱いため、常に先手を取り続け、一方的な展開でゲームエンドを目指しましょう。
目次
レーン戦フェイズでの立ち回り
必ず相手のジャングラーよりも先にアクションを起こし続けましょう。相手が押しかけていればガンク、味方が押し付けていれば敵ジャングラーを襲いに行く。間違っても1周目からフルクリアしてはいけません。
シン・ジャオはレベル2からガンクが強力なチャンピオンです。赤バフスタートして即ミッドガンクすることも視野に入れておきましょう。
同じくレベル2ガンクが強力なジャーヴァンⅣとの違いは、シン・ジャオはレベル3でのタイマン・2v2ともに最強クラスのため、相手ジャングラーとかち合うルートを取れる、むしろかち合うように動きたい点です。
必ず相手のジャングラーよりも先に動きたいため、基本はレベル2ガンクか、3キャンプ狩っての最速3レベルガンク、あるいは敵ジャングラーを襲いに行く動きです。
集団戦での立ち回り
序盤でしっかりと有利を作れていれば、中盤以降大規模な集団戦は避けることができます。相手がオブジェクト周りにグループアップする前に、視界を取りに来たサポートやジャングラーを敵ジャングル内でキャッチして倒しましょう。
集団戦をやらざるを得ない場合、シン・ジャオとしてはかなり難しい展開になります。オールインで勝てるならまだ良いのですが、そうでない場合シン・ジャオにできることはほとんどありません。
正面から突っ込んでフォーカスを集められるほど固くなく、側面から効果的に入れるほど機動力・奇襲性が高いわけでもなく、AAに強く依存するためCCに弱く、AoEダメージが強力なわけでもないためです。
シン・ジャオ唯一の集団戦用スキルであるRは遠距離からのダメージを無効化し、うまく使えば敵陣形の分断も狙えますが、タイミングや位置取りが難しく刺さるかどうかは敵味方の構成にも大きく依存します。
コンボ
- AA→Q→AA→AA→E→AA(ノックアップ)→AA→AA
- AA→Q→AA→AA→E→AA(ノックアップ)→W→AA→AA
- Q→W→E→AA→AA→AA(ノックアップ)→AA→AA
- Q→E→AA→W→AA→AA(ノックアップ)→AA→AA
- Q→E→AA→W→AA→AA(ノックアップ)→R取得→R
- R→F
シン・ジャオに限った話ではありませんが、ガンク時に敵チャンピオンの横や後ろから入れそうな時は、なるべく歩いてAAから入りましょう。歩いて殴れるだけ殴って、届かなくなったらEでブリンクすることでよりたくさん殴ることができます。
細かいテクニックとして、レベル6になった時すぐにRを取得せず、ガンク時のスキルコンボ中にRを取得して即座に打つことで、それまで殴っていた相手をノックバックすることができます。
サモナースペル
ジャングラーのためスマイトは必須です。
ルーン
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティブフォース
- 物理防御
多くのジャングルモンスターが物理ダメージのため、ジャングラーの最下段は基本的に物理防御です。
ビルド
スタートアイテム
ガシガシタイマンを仕掛けるチャンピオンのため、初期アイテムは残炎のナイフです。
コアアイテム
シン・ジャオは1周目がパワースパイクのためコアアイテムはあってないようなものですが、強いてあげるとすればゴアドリンカーとステラックの篭手。
これらを揃えるまでに相手をズタボロにしておき、ガンクで育てまくった味方とともに試合を終わらせましょう。
選択肢
シン・ジャオでこれ以上のビルドはあまり考えたくないですが、試合が長引いてしまった場合火力と固さの上がるアイテムを積んでいくことになります。
集団戦ではフロントを張ることになるためデスダンスやガーディアンエンジェル、MRを上げたい時はウィッツエンド、重症(回復阻害)用のソーンメイル、最強の前線維持性能を誇るガーゴイルストーンプレートなどが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
リリア、イブリン、ダイアナなど、序盤は1v1が弱く逃走性能もないチャンピオンはシン・ジャオに入ってこられると為す術がありません。
また、これらのチャンピオンは序盤のガンク性能も低いため、うまくシン・ジャオとルートをずらせたとしてもろくなカウンターアクションができないのも特徴です。
苦手なチャンピオン
オラフ、ワーウィック、トランドルなど、殴り合いが強く序盤から1v1で勝てない相手を苦手とします。