ブラッドミア(Vladimir)

ブラッドミア(Vladimir)

ブラッドミア:真紅の死神(Vladimir: the Crimson Reaper)のチャンピオン紹介です。敵陣のド真ん中に飛び込んでAoEバーストダメージで敵を倒し、無敵と回復で生還するバトルメイジ。スケールが高めな代わりに序盤はCDも長く火力不足でプッシュも遅いためできることがない。

トップとミッドの両方で使われるフレックスピック。とはいえトップで先出しするにはこれといったCCがなく、ミッドで先出しするには序盤のプッシュ力に欠ける困りもの。

この記事ではより多く使われるミッドブラッドミアについて主に記述します。

目次

どんな時にピックするチャンピオンか

  1. ジャングルが序盤やる気のないチャンピオンをピックした時
  2. アサシンなどメレーへのカウンターとして
  3. 味方に試合の趨勢を任せられそうな時

1.ブラッドミアは序盤の戦闘に参加できない。なのでジャングラーがケインやシヴァーナといったレベル2や3で戦う気のない、なんなら試合自体もあんまりやる気のないチャンピオンをピックした時であれば、この欠点が問題にならない。

2.ミッドのメレーチャンピオンは対面をキルしなければレーンを押し切ることが難しい。しかしブラッドミアにはWの無敵があるのでアサシンでは倒せない。多少削られところでQで回復できる。

この場合、対面のロームはもちろんちょっかいを出して止める必要がある。それがミッドレーン。

3.ミッドでブラッドミアを出した場合、チーム全体でキャッチやエンゲージ用のCCが不足しがちになる。さらにブラッドミアは序盤ほとんど何もできないので、アサシンのように序盤からキャッチを繰り返して早い段階で試合を畳むことができない。

となると集団戦をすることになるが、ブラッドミアが最初に飛び込んだところでCCがないため、集団戦の勝敗を分ける「当たり方」は味方任せになってしまう。味方を信頼できる時にピックしよう。

レーン戦での立ち回り

  • レベル1、2は対面のアサシンをAAとQでいじめる
  • タワーに押し付けたらミッド周辺にワードを置く
  • レベル3の押し返しでアサシンがオール・インしてくるのでWでかわす
  • そのままタワー手前でウェーブを止める
  • お金が貯まったらリコールして装備を整える
  • ウェーブを押し切ってドラゴンファイト(またはヴォイドグラブファイト)へ
  • (実際は相手がウェーブを押し切らせまいとしてファイトになる)
  • 集団戦が終わったらまたウェーブを固める
  • 敵のアサシンがロームしようとしたらちょっかいを出して止める
  • お金が貯まったらリコールして装備を整える
  • 以降繰り返し

序盤はクールダウンも長く火力不足でプッシュも遅いため何もできない。当然トップ側のカニファイトなんて絶対できない。しかし味方がシン・ジャオやジャーヴァンⅣをピックした時にブラッドミアはピックしないので問題ない。

基本的にレーンではファームして集団戦に参加するだけなので、ミッドレーンがわかる人からすれば特別な動きは必要ない。

特筆すべきは、ブラッドミアは極めてCSが取りづらい(レベル1時のADが55しかない)ため、プラクティスモードでCS練習してくることは必須。毎回QでCSを取っていたらレーニングができないし、CSを取るのに集中力の大半を費やしていたら試合ができない。

集団戦での立ち回り

  • 敵キャリーを狙える位置に陣取る
  • 味方がエンゲージを決める or 敵が当たって来た時に
  • 突っ込んでバーストで複数人倒す
  • Wで無敵になって逃げる
  • AAとQを打ちながら逃げる
  • 捕まりそうになったらゾーニャ
  • Wで無敵になって逃げる
  • AAとQを打ちながら逃げる
  • 優勢になったら反転して追いかけて全員倒す

ブラッドミアの強みはAoEバーストダメージなので敵のド真ん中に突っ込んで最大ダメージを狙うこと。

もう一つの強みは後半クールダウンが短くなってからの無敵 → ゾーニャ → 無敵でとにかく倒されにくいので、きちんとフォーカスを受けること。パッシブも相まってHPが多いのである程度殴られても倒されはしないし、Qが溜まれば足も速い。

要は、突っ込んでやるだけやったら狙われるけど倒されない位置でフラフラすること。

倒されたくないがためだけにアカリやエズリアル、そしてブラッドミアを使いたがるビビリは少なくないが、倒されにくいチャンピオンほど際どい位置取りをしなければ、倒されにくい意味がない(つまり弱い)。

コンボ

  • E(溜め) → F → E(発動)
  • E(溜め) → F → E(発動) → R → Q → W
  • Q → R → E(溜め) → W → E(発動) → Q

コンボはバーストメイジらしくきちんと練習が必要。といってもプラクティス100回もやれば十分。

どちらかといえばEのクイックキャストを外す必要があるとか設定側の知識の方が重要。

というのも、EをクイックキャストにしているとEの溜め中ずっとEを押しっぱなしにしながら他の操作をしなければならない。通常発動にしておけばEは溜め中にもう一度ボタンを押せば発動するのだけど、Eを押さなくても溜め中にQかRを押すと自動で発動される。こっちの方が数段楽。

あとはQの詠唱時間中にRが発動できるのでR→QではなくQ→Rと押すとか、この辺はバーストメイジらしい細かさがある。

サモナースペル

フラッシュゴースト

前述のコンボがあるのでフラッシュを持ちたい。というかフラッシュがないと集団戦で良い感じにバーストダメージを叩き出すのが難しい。

もう1つはブラッドミアとしてはゴーストを持ちたい。バーストを叩き込んだあと逃げ回りながらQを打ち続けるのが強いチャンピオンだからだ。

どうしても回復阻害がほしい場合はイグナイトもありだけれど、基本的にバーストメイジなので相手の回復を気にする必要はあまりない。

ルーン

ブラッドミアのルーンは複雑極まる。

ざっと取りうるキーストーンを挙げただけでも

  • 征服者
  • エアリー召喚
  • フェイズラッシュ
  • 不死者の握撃
  • 電撃
  • 解放の魔導書

マッチアップ次第でどれもあり得る。

が、さすがに全部書いていられないので、ミッド運用で使う頻度の多いバーストダメージを優先したものを一例として挙げる。

ブラッドミアのルーン

単体へのバーストダメージなら電撃がピカ一。ミッドはとにかく戦闘回数が多く、遭遇戦でとっさに敵を倒しきれるかどうかが重要だったり、敵のミッドやADCといった柔らかい敵を狙う頻度も多い。

2段目:血の味わい。序盤のサステイン。

3段目:目玉コレクター。集団戦の度にコレクションしていこう。

4段目:執拗な賞金首狩り。ブラッドミアは移動速度が速いと強い。

サブルーン:理想は魔導ルーンなのだけど、前述のとおり極めてCSが取りにくいので、天啓でミニオン吸収装置を持っていくのが無難。

※魔導を持てるのはYoutubeを見ながらプラクティスでCS10割取れる人だけ。実際の試合ではYoutubeを見なくていい代わりに、対面とミニマップを見なければならない。

ルーンのかけら(シャード)

  • スキルヘイスト
  • アダプティプフォース
  • 体力の伸び

ミッドは序盤からプッシュ力が求められるので攻撃速度を持ちたくなるけれど、ブラッドミアはQを撃ちまくれるしノーマナなのでASを上げるメリットが薄い。

スキルオーダー

  • レベル1でQ
  • レベル2でWかE
  • レベル3で取っていないスキル
  • レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる

ビルド

スタートアイテム

ドランリング体力ポーション体力ポーション

ドランリング+ポーション2コ。ダークシールを持っていきたくなるが、それだとほとんどのプレイヤーはCSが取れない。

コアアイテム

ヘクステックロケットベルトコズミックドライブゾーニャの砂時計

パッシブに合わせてHPとAPが上がるアイテムから選択。

ミッドで出すなら敵のADCを落とすためにロケットベルトが欲しいのだけど、パッチ14.7現在ロケットベルトを積んだ時の勝率が妙に低いのが悩ましい。

理想としてはHP、AP、そして機動力を積んでいきたい。

トップで出すならリフトメーカーとかライアンドリーの仮面とか選択肢に入る。

ブーツ

ソーサラーシューズ

ソーサラーシューズかアイオニアブーツから選択なのだけど、ミッドで出すならほとんどの場合ソーサラーシューズになる。

スキルヘイストも欲しいけれど、集団戦に飛び込んだ時に敵のダメージキャリーを落としきれるかどうかの方が重要。

選択肢

ラバドンデスキャップヴォイドスタッフ

ミッドでAPのダメージキャリーを出すならこの2つは欲しいので、選択肢がなくなってしまった。

ダークシールのスタックが貯まっているならラバドンをメジャイに変えるくらい。

最終ビルド

ヘクステックロケットベルトソーサラーシューズコズミックドライブゾーニャの砂時計ラバドンデスキャップヴォイドスタッフ

最終ビルドの一例です。

カウンターピック

有利マッチアップ

ルブランキヤナヤスオ

ルブランやキヤナといったアサシンをはじめ、ヤスオやイレリアまでメレー全般に強い。

不利マッチアップ

カシオペアツイステッド・フェイトマルザハール

カシオペアやツイステッド・フェイトなど、序盤から高いDPSで細かくハラスしてくる相手が苦手。

特にツイステッド・フェイトやライズといった高いプッシュ力とグローバルワープスキルを持つチャンピオンはロームによりゲームを破壊することを目的としているが、序盤プッシュ力の低いブラッドミアではこれらのロームを止めることが困難。

まだ、マルザハールやカサディンはブラッドミア同様、序盤の弱さが弱点ですが、肝心の後半もマルザは突っ込んできたブラッドをRで止めることができ、カサディンには単純にステータスで殴り負ける&向こうの方が機動力も高いため不利が付きます。

このエントリーをはてなブックマークに追加