ビクター:機械文明の先触れ(Viktor: the Machine Herald)のチャンピオン紹介です。全体的にクセがあるもののAoEスキルを3つ持つ代表的なゾーンコントロールメイジ。1v1に強いいわゆるバトルメイジでありながら妙に射程が長いのも特徴的です。
パッシブの関係でレイト寄りではありますが、ミッドでピックされるだけあって序盤一生タワー下に押し込まれて戦闘に参加できないほど弱くはありません。
※ジャングルとミッドは序盤が命
目次
どんな時にピックするチャンピオンか
- 対面が短射程メイジの時
- 対面の出足が遅いわりにビクターよりもスケールしない場合
- お互いジャングラーの出足が遅く、序盤激しい戦闘は予想されない時
バトルメイジでありながら妙に長い射程のおかげで同じバトルメイジや、バーストメイジの中でも短射程のチャンピオンに対して強く、スケールも十分高いためピックを間違えなければ活躍できる余地は高いです。
戦闘拒否スキルが発動からスタンまで時間のかかるWしかないため機動力とバーストダメージに優れるアサシンを苦手とすることは念頭に置いておきましょう。
また、ポークは強い一方でこちらから戦闘を仕掛けることは苦手です。Wがほぼ唯一のCCのためガンク合わせが弱く、機動力もないためガンクを捌いたりジャングルファイトに参加するのも苦手です。
レーン戦での立ち回り
- 無難にファーム
- 対面をEで削って帰らせる
- 中盤以降の集団戦で活躍する
トップレーナー的な戦い方になります。ただしミッドレーンのため序盤の戦闘に一切参加しないわけにもいきません。ファームが目的なのだけどポジション分の仕事はしっかりする、ミッドレーナーは忙しいです。
パッシブの関係でCSが非常に重要なチャンピオンでありながら、メイジなので基礎ADが低くCSが取りにくいです。かといってCSに全神経を集中していたら他のことが何も出来なくなってしまう。ほとんど意識を割かずにCSを取れるよう十分練習しておきましょう。
集団戦での立ち回り
- 適切なポジションを取り続ける
- スキルと強化AAでダメージを出し続ける
- 敵が無理やり突っ込んできたらWとRで返り討ちにする
ゾーンコントロールメイジらしく、陣形を維持しつつダメージを出し続けることを目指します。
基本的にこちらから仕掛けることは得意ではないため、Wを温存しつつ射程の長さを活かしてハラス、相手が耐えかねて突っ込んできたら倒すという形になります。
よほど敵の陣形が崩れていたり、味方が最高のエンゲージを決めた場合はWを合わせることも可能ですが、唯一の自衛スキルでもあるため使いどころは間違えないようにしましょう。
コンボ
- Q → AA
あまりコンボらしいコンボはありません。ゾーンコントロールメイジはコンボというより、その名のとおり距離感や範囲などゾーンに対し人よりも敏感かつ正確であることが求められます。
例えばQAAにしてもビクターはAAよりもQの射程の方が若干長いです。AA射程内の敵にはQAAが即時発動しますが、AAが届かない位置にいる敵にはこのコンボは発動しません。
また、Eはかなりクセのあるスキルのため、クイックキャストにするか通常発動にするか設定も詰めておく必要があります。
サモナースペル
消極的なチャンピオンが持つ意味でのテレポート。
ビクターは序盤対面をソロキルできるようなチャンピオンでもなければ、ガンク合わせも弱い。一方で無難にファームできていれば中盤以降活躍が見込めるため、レーンの維持を目的としてテレポートを持ちます。
逆に言えば、スケールで勝てない相手には他のサモナースペルを検討する必要があります。
ルーン
魔導ルーンのエアリー召喚。消極的なチャンピオンなので性質的にはフェイズラッシュでもいいのですが、この辺はバフ/ナーフを見つつ選択すればOK。
ハラススキルにCCが付いていないので彗星は持ちません。
2段目:マナフローバンド
3段目:至高
4段目:追火 or 強まる嵐
サブルーン:ミニオン吸収装置、魔法の靴 or 宇宙の英知
本当はサブ不滅にしてシールドバッシュとか息継ぎとか入れたいのだけど、ミニオン吸収装置でダメージ増加させないと満足にCSが取れないと思う。
※ミッドがCSだけに全神経集中していたら試合が終わる。大事なことなのでry
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース
- アダプティプフォース
- 物理防御 or 魔法防御
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でE
- レベル4でW
- レベル5以降はR>E>Q>Wの優先順位で上げる
レベル3でWを取ってもガンク合わせできるわけじゃないのでE上げ。
ビルド
スタートアイテム
だいたいコレ。
一応、よほど余裕なら女神の涙、ハラス合戦が激しいならコラプトポーションなど選択肢はあります。
コアアイテム
or
基本はライアンドリーの苦悶。
APが自分だけならルーデンテンペスト。(敵が魔法防御を買いにくいため固定値貫通が強い)
ブーツ
選択肢
最終ビルドにラバドンとヴォイドスタッフは必要、ゾーニャも必須と考えると自由枠は1つだけ。
1コア目でルーデンテンペストを買ったならシャドウフレイムで魔法防御貫通を重ねていきたいし、足が速ければ勝てるならリッチベイン。最初に女神の涙を買った場合はアークエンジェルスタッフ。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
スウェインやブラッドミア、マルザハールといった短射程のバトルメイジ、リサンドラやベイガーやヴェックスといった短射程のバーストメイジなど、短射程メイジに対し軒並み有利です。
不利マッチアップ
ビクターは戦闘拒否スキルをWしか持たず、そのWも発生が遅いため、カサディンやエコーといった機動力とバーストダメージに優れるアサシンを苦手とします。
また、自身よりも射程が長いゼラスにも不利が付きます。
※要は序盤安全圏から一方的に嫌がらせをする分には強いが、まともに戦うと弱いスネ夫的なチャンピオン。