スレッシュ:縛鎖の看守(Thresh: the Chain Warden)のチャンピオン紹介です。強力なスローにノックバック、ランタンによる引き寄せと、敵味方の距離を調整することに長け、フックによるキャッチやイニシエートも可能なユーティリティに富むサポートチャンピオンです。
目次
どういう時にピックするチャンピオンか
- 対面に有利な時
- 相方のプッシュ力が高い時
多彩なユーティリティを持つスレッシュですが、AR(物理防御)がレベルでは一切スケールせず、代わりに付近のユニットがデス時に落とす魂を回収することでARとAPが無限に増加していきます。
スケーリングが高い反面、レーンで負けると十分な魂が回収できず何もできなくなりがちなため、有利な対面時にピックしてスノーボールを狙っていくチャンピオンとなっています。
スレッシュはレンジとしては射程が非常に短く、フックやフレイ、ランタンさえもスレッシュ自身が柔らかすぎると一時的ですら前にポジショニングすることができないため機能しにくいためです。
レーン戦での立ち回り
スレッシュは対面に応じてダメージ交換の仕方を考えておくおくことが重要です。
対面がレオナやパンテオンのようにオールインを狙って飛び込んでくるチャンピオンの時は、敵の仕掛けをEで弾いて無効化することで、一時的に2v1で殴れる有利な時間を作れます。
対面がユーミの時はショートトレードやハラスに付き合っているとサステイン負けしてしまう一方、ミニオン有利を作りやすく的もはっきりするためこちらがフックからのオールインを狙いやすいです。
また、スレッシュはランタンで味方のジャングラーを引っ張るガンクが強力です。ジャングラーの位置をよく確認し、ここぞというタイミングでQやEで相手の動きを止めつつ味方をランタンで引っ張る理不尽なガンクを成功させましょう。
集団戦での立ち回り
スレッシュはピール(飛び込んでくる敵を味方のキャリーから引き剥がすこと)が非常に得意なチャンピオンです。特に徒歩勢やブリンクを1つしか持たないファイターに対して強く、EやRで敵を足止めしたうえでフックで拘束し、味方とともに返り討ちにするプレイが強力です。
また、集団戦前のにらみ合いにおいても瞬間的に孤立した味方をランタンで救出したり、孤立した敵を捕まえてランタンで味方を引っ張って倒すなど、キャッチ合戦も得意です。
常に敵味方の位置を把握して自チームが有利なポジションで戦えるようスキルを使いましょう。
コンボ
- Q→E→AA→AA
- E→Q→AA→AA→AA
- Q→W→E→AA→AA
- Q→E→R→AA→AA
Eはスレッシュの後ろにも判定があり、後方から前方に敵を弾きます。これを利用してQを当てた敵をEでさらに引っ張ったり、接近してEで引っ張ってからQを当てたりといったコンボが成立します。
また、近くに茂みに味方ジャングラーが待機している場合、Qを打つとともにWを味方ジャングラーのもとに投げる、いわゆるランタンガンクコンボは強力です。
サモナースペル
イグナイトを持つことで相手のヒールを阻害するとともにレベル2先行時のキルポテンシャルを高めます。
ルーン
バフされたグレイシャルオーグメントは非常に強力で、スレッシュの場合QとEで発動可能、凍てつくゾーンのダメージ軽減は敵の飛び込みを弾いて反撃するスレッシュと相性良好です。
もっともこのあたりはバフ/ナーフで変わるためその時強いルーンをある程度念頭に置きましょう。スレッシュであればアフターショックやガーディアンとも相性が良いです。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース
- アダプティプフォース
- 物理防御
基本的に最上段はアダプティプ。射程差を活かしてたくさんAAできそうな相手には攻撃速度も有効です。
スキルオーダー
- レベル1でQかE
- レベル2でQかEの取ってない方
- レベル3でW
- レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる
開幕インベードをする場合や相手がユーミなどレベル1からフックでハードトレードを仕掛けたい相手の時はQ。
相手がレベル1から突っ込んでくる可能性があるレオナやノーチラスの場合は最初にEを取って相手の仕掛けをいなしましょう。
ビルド
スタートアイテム
射程を活かしてAAすることやEのADレシオが大きいことからレリックシールドではなく鋼のショルダーガードの方が好まれており、実際に勝率も高いです。
コアアイテム
味方全体にシールドを付与できるソラリのロケットと騎士の誓いをコアアイテムとします。
スレッシュ自体レンジチャンピオンではありますが、射程を含めた有利でレーンでスノーボールして十分な硬さを手に入れ、中盤以降はワーデン(防御寄りのタンク)的な役割を担うのが狙いです。
選択肢
チームが大幅に有利で中盤でガシガシキャッチを狙っていきたい場合や、逆になんとしても敵のエンゲージをかわさなければいけない場合、ミシックをソラリではなくシュレリアにした方が良い場合もあります。
他にも大幅に勝っていてダメージを上げたい場合のジークコンバージェンス、重症アイテムが必要な場合のソーンメイル、集団戦で範囲回復が使えるリデンプションなどが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
パンテオンやタム・ケンチといった仕掛けるためのCCが実質1つしかないメレーチャンピオンに対しては、射程を活かしたAAハラスで体力差を付け、相手が仕掛けてきたらEで弾いて反撃することで終始有利なレーニングができます。
また、ユーミ相手は敵のプッシュ力が低すぎるためミニオンが少ない状態を作りやすく、的も実質一つになるためフックが狙いやすいうえ、魂も回収しやすいため有利です。
不利マッチアップ
序盤は見た目以上に脆く、AA射程も450とレンジドとしては非常に短いため、ザイラ、ニーコといった序盤のレーン戦が強くキルポテンシャルも高いチャンピオンを苦手とします。
また、同じフック系チャンピオンであるブリッツクランクを苦手とします。スレッシュのフックをブリッツに当ててもキルに繋がるシーンが限られるだけでなく場合によっては不利になる一方、ブリッツのフックがスレッシュに当たるとフラッシュアウトかキルに繋がるためです。