ソラカ:星の子(Soraka: the Starchild)のチャンピオン紹介です。回復に特化したエンチャンター。相手に体力差を付けてレーンやオブジェクト前から追い出すことを得意とし、集団戦では回復とAoEサイレンス・スロウにより長期戦に強い生粋のサポートチャンピオンです。
目次
どういう時にピックするチャンピオンか
- 対面に有利な時
- 味方が十分な数と質の前衛をピックしてくれている時
- 他の味方がエンゲージ用のCCを持っている時
- あるいは味方の構成がにらみ合いに強いとき
ソラカは見た目に反してレーニングが非常に強力です。敵との距離感を保つためのスロウ、いざ飛び込んできた相手に対するAoEサイレンス&スネアフィールドで相手を寄せ付けず、こちらはハラスと回復を繰り返して相手をレーンから追い出すことを得意とします。
一方でこちらから仕掛けるためのCCがないためガンク合わせが弱く、ソラカ本体の脆弱さ、とっさに発動できるハードCCがないこと、逃げスキルもないなど視界が不十分な場所でのキャッチ合戦に非常に弱く、レーンで負けて不利を背負ってしまうと逆転が難しいです。
また、ヒーラーは集団戦で自分が早々に倒されないよう最後方に位置取るため、ソロキューではチームが前衛不足に陥りやすく、味方のジャングラーがフロントを張れることは必須です。
中盤以降のオブジェクト戦でも相手を削って帰らせるプランとなりますが、削った後エンゲージして倒すか、体力差を付けさえすればこちらがオブジェクトに触った時に当たられても勝てる構成が求められます。
レーン戦での立ち回り
- ADCがダメージトレードするタイミングで一緒に前に出てQとAAを当てる
- 下がってWでこちらだけ回復する
- これを繰り返して相手のHPだけを一方的に削っていく
- ある程度体力差が付いたらQとAAの圧でゾーニングする
- Eは相手のオールインやガンクを防ぐために取っておく
ソラカにありがちなnoobトラップとして、『ヒーラーは消極的に後ろでヒールしているだけでいい』という致命的な勘違いがあります。
ソラカのWには大きな体力コストが設定されており、Qを当ててハラスをしなければコストが回復量に見合わないようになっています。
※実質ヒール(回復)というよりドレイン(吸収)に近い
また、LOLがアクションゲームであることも勘違いの要因となっています。
ドラクエやFFなどの対NPCターン制コマンドバトルであればこちらがどれだけ回復しようとも相手が勝手に殴り合ってくれますが、LOLではハラスやダメージトレードが起こらなければ回復は死にスキルとなってしまいます。
※能動的にHPを削り合う動きをしなければ回復は使い道がない。ショートトレードを繰り返してこちらだけ回復するからこそ強いわけです。
集団戦での立ち回り
- 敵の前衛がラインを押し上げてきそうならQを置く
- 敵のファイターやアサシンが突っ込んできたらEを置く
- 味方のHPが削れたらWで回復
味方のADCやメイジとともにバックラインに位置取り、前に出てくる敵はQで牽制、敵が突っ込んできたらEで無力化します。
また、パッチ11.11でワーモグアーマーがバフ(発動条件が1100の増加体力になった)されて以降、ワーモグが完成していればQを当てていない状態でWを使ってもコストを踏み倒せるため、無理にQを当てに行かなくても機能しやすくなりました。
コンボ
- Q→AA
- E→Q→AA→AA
コンボで戦うというよりは敵との距離感を保ちながらQとAAでのショートトレードを繰り返すチャンピオンです。
サモナースペル
or
ルーンで生気付与を持つためヒールはソラカが持ったほうが良いのですが、ソロキューではADCがヒールを持つのに慣れていることが多いため、その場合はバリアかイグゾーストを持つことになります。
ここにもnoobトラップがあるので要注意。ソラカがバリアを持つのはスコアを良くするためではなく、アグレッシブにプレイするため用です。
ソラカのガンク合わせは基本的にミスを装ってソラカがわざとスキルを食らうベイトの形になりますし、サポートである以上どれだけ体が弱くても体を張らなければならない場面があります。
自分だけ生き残っても何もできません。必ず味方のキャリーよりは先に倒されるか、ミリまで受けて戦線離脱しましょう。
ルーン
キーストーンはエアリー召喚。
エンチャンターのキーストーンといえばエアリーとガーディアンの2択ですが、ソラカは自前のバフスキルやシールドがないためガーディアンだとシュレリアの戦歌の発奮など一部のサポートアイテムの効果を発動しにくくなくなってしまう点に注意。
2段目:好きなもの。使い分けは敵APサポート(レオナやブリッツ)のオールイン対策の魔除けのオーブ、マナを補うマナフローバンド、逃走性能を補うニンバスクローク。
3段目:スキル回転を上げる至高orパッシブと噛み合う追い風。
4段目:序盤のハラス性能を高める追火or後半用の強まる嵐。
サブルーン:オールイン対策のボーンアーマーと回復量&シールドを強める生気付与。サブルーンは色々選択肢があるので他が必要だと思ったそちらを選びましょう。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォースorスキルヘイスト
- アダプティプフォース
- 物理防御 or 魔法防御
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でW
- レベル3でE
- レベル4以降はR>W>Q>Eの優先順位で上げる
Qをバンバン当てられるならQ上げでもいいですが、基本的に相手がダメージトレードに応じてくれた場合しか当てられないのでW上げ。
ビルド
スタートアイテム
or and
基本的にはスペルシーフエッジを持ってQとAAでお金を稼ぎます。
レリックの方がワーモグの発動条件を満たしやすいけれど、それ以外に特にメリットはありません。(一応オールインで倒されにくくはなる)
コアアイテム
or or
中盤以降ポークでの削り合いになりそうなら回復性能を高めるムーンストーン、キャッチしやすくされにくくなるシュレリアの戦歌、集団戦での敵のオールイン対策に有効なソラリのロケットの使い分けです。
ブーツ
or
スキル回転率を上げるアイオニアブーツ、または純粋に足が速くなるスイフトネスブーツ。
戦闘中足が遅くなってしまうモビリティブーツは敵に捕まった時逃げにくいうえ、ソラカで非戦闘時に足が早くてもエンゲージ用のCCがないため合いません。
選択肢
Wのコストを踏み倒せるワーモグアーマーはできる限り積みたいところ。
そうなるとサポートアイテムをあと1つしか積めないため、自分の強みを伸ばした方が勝てるのか、味方の強みを伸ばすか、敵の強みを潰すか、構成や試合展開によって使い分けましょう。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
パンテオン、アリスター、レオナなど、エンゲージ系のファイターやタンクには突っ込んできた所にEを置いて対処しやすく、体力差を付けてオールイン不能に追い込めるため有利です。
不利マッチアップ
同じサステイン系であるジャンナ、ソナ、ユーミはソラカでは十分に削りきれず、集団戦性能やスケーリングで負けてしまいます。