シンジド:マッドケミスト(Singed: the Mad Chemist)のチャンピオン紹介です。毒を撒き散らし戦場にダメージゾーンを作り出しながら敵をかき乱す錬金術師。高い耐久力と機動力で敵から追われるよう立ち回り、反転からキルを取ることを得意とします。
「シンジドを追いかけるな。無視するか、戦うならCCで固めてその場で倒せ」はLOLプレイヤーの間では常識です。
目次
レーン戦での立ち回り
シンジドを使ううえで意識することは「いかに敵に自分を追いかけさせるか」です。シンジドは敵に追いかけられてこそ強みを発揮する、いわゆるかまってちゃん的なチャンピオンであり、無視されると途端に存在感がなくなってしまうためです。
敵にかまってもらうためにレーンをプッシュし、敵の森に侵入し、時にタワーの裏まで回ってファームしたりと、とにかく敵に「ウザい」と思ってもらえるよう存在をアピールしましょう。
もちろん敵に捕まってキルされてはいけません。捕まりそうで捕まえられない、めちゃくちゃ鬱陶しいラインの見極めこそがシンジドプレイヤーとしての熟練度です。
集団戦での立ち回り
シンジドはタンクですが、好んで集団戦をするチャンピオンではありません。強力なAoECCもなければ射程もなく、接近手段も加速とスローのみで乏しいため、大規模な集団戦では誰もわざわざシンジドを追いかけ回したりしないためです。
中盤以降はむしろそのプッシュ力と逃走性能を活かしてマップ中を駆け回り、追いかけてくる敵を返り討ちにしたり、味方と挟んでキャッチすることを狙いましょう。
コンボ
- E→Q→逃げる
- W→E→Q→逃げる
Eのすくい投げで敵と位置を入れ替え毒を吸わせることでダメージを与えます。
逃げる場合は簡単ですが、こちらから能動的に毒を吸わせに行くのは難しく、パッシブやRの加速を活かしつつ敵が逃げそうな方向に先回りする動きが求められます。
サモナースペル
トップレーナーではありますが、テレポートではなくイグナイトやゴーストを持ちます。
最序盤から最強クラスのプッシュ性能を持つためミニオンをロストしづらく、中盤も味方に合流するよりは複数の敵を引きつけることに特化しているためです。
また、味方に合流するとしてもシンジドは先にレーンをプッシュしてから歩いて合流することが容易です。
ルーン
ルーンのかけら(シャード)
解放の魔導書を持つ型もありますが難しいため、ここでは使いやすい征服者ルーンを紹介します。
Qのドットダメージでスタックの溜まる征服者との相性は良好。行動妨害耐性の上がるレジェンド:強靭、体力が減るほど火力が上がる背水の陣はローヘルスで追いかけ回されることを好むシンジドにぴったりです。
サブ天啓ルーンの先行投資によって素材が高めなAPアイテムを買いやすくなり、リーライクリスタルセプターやリーチングリアなど購入時に大きくパワーの上がるアイテムをコアとするシンジドにとってかゆいところに手が届く効果です。
ビルド
スタートアイテム
or
最序盤はマナが苦しいためコラプトポーション。またはダークシールと詰め替えポーションのセットを持ってウェーブを押し切り、早めにリコールしてコラプトポーションにアップグレードします。
コアアイテム
Qの毒ダメージでスローを付与できるようになるリーライクリスタルセプターとは非常に相性が良く、粘り強さと火力の両方が手に入るリフトメーカーとの2つがコアアイテムです。
選択肢
シンジドはRでARとMRが大きく上がるためそれ以上防御力を積むメリットが薄く、魔力と体力を積むことで火力と固さを両立します。また、Qがトグル式のためスキルヘイストの恩恵も薄めです。
タンク相手には体力割合のドットダメージを与える悪魔の抱擁、シールド持ちチャンピオン対策のシャドウフレイム、体力とマナが増える冬の訪れ、逃走性能とキャッチ力を高めるデッドマンプレートや自然の力などが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
ボリベア、トリンダメア、セトなどダメージを出すためには接触する必要のあるチャンピオンを得意とします。
これらのチャンピオンはCSを取るだけでもシンジドの毒ダメージを拒否することが難しく、またシンジドはWとEによるガンク合わせも非常に強力なためです。
苦手なチャンピオン
ヴェイン、ティーモ、ケイルといったレンジドチャンピオンを苦手とします。これらはシンジドの毒ダメージを受けることなくファームもハラスもできるためです。
特にケイルはもともと序盤ミニオンを押し付けられる前提で土下座ファームし、レベル6以降はレンジになるためシンジドによる害をほとんど受けることなく、後半は圧倒的にスケールするため非常に相性が悪いです。