シェン:黄昏の瞳(Shen: the Eye of Twilight)のチャンピオン紹介です。味方の危機に颯爽と駆けつけるイケメン忍者。風貌や忍者であることからアサシンを連想しますが、その実対極的ともいえるサポートよりのタンクファイターです。
AA強化、AA無効、短CDのシールドによりレベル5までのタイマンが強く、対面をボコったうえでレベル6以降はシールド付きテレポートスキルのRでマップ全体にプレッシャーを広げ、序盤・中盤の集団戦を制すチャンピオンです。
目次
レーン戦での立ち回り
Rでピンチの味方に駆けつける、という点に目が行きがちですが、シェンを使う上で最も重要なのは序盤で対面をボコることと、味方がピンチだからといって無闇にRを使わないことです。
シェンがやりたいことはウェーブを押し切ったうえでRで戦闘中の味方に駆けつけ、集団戦に勝利してリコール。テレポートでレーンに戻ることで、ほとんどミニオンをロスすることなく集団戦でも活躍すること。
そのためには序盤で対面にしっかり差をつけておく必要があります。逆にレーンが押されている時に味方がピンチだからといって無闇にRでレーンを離れると、タワープレートを全て剥がされ、対面が3人がかりでないと倒せないレイドボスと化す危険があります。
シェンはWによるAA無効フィールドにより多くのファイターに強く、Qの強化AAにより序盤のショートトレード性能はかなり高いです。加えてタウント付きブリンクスキルのEにより、ガンク合わせも強力と、序盤で対面に差を付けられる要素が揃っています。
また、Rはオブジェクトが絡む戦闘で使うよう意識しましょう。とりあえず味方がピンチだからといってRを使ってしまうとその後のドラゴンファイトにRで駆けつけることができません。ファイトに勝てばドラゴンやタワーが取れそうな時にこそシェンの出番です。
集団戦での立ち回り
シェンの集団戦は基本的にRで飛んできてからスタートします。最初に意識するのはいつ誰にRを使うのか、です。
シェンのRは強力なシールド付きです。できる限りダメージを出せるキャリーにシールドを張りたいところ。敵のゼドが味方のADCに飛びついた時なんかはわかりやすいタイミングです。
また、キャリーできるプレイヤーが誰かもなんとなく意識しておくといいでしょう。全然AAしないエズリアルより、最前線で敵を轢き殺しているヴァイにシールドを貼ったほうが勝てる試合もあります。
Rで飛んだ後はEのタウントとQのスローで敵のキャリーに張り付くか、味方のキャリーを襲っている敵のアサシンやファイターに張り付いて味方のキャリーを守りながら戦いましょう。
どちらがベターかはケースバイケースですが、基本的には敵のキャリーの方が強ければ敵を狙い、味方のキャリーの方が強ければ味方を守るよう戦います。
飛んだ時点で集団戦に負けているのであれば、被害を最小限に留めるため殿(しんがり)を務めるのもタンクの役割です。
コンボ
- E→Q→AA→AA→AA
- E→Q→AA→W→AA→AA
- E→F→Q→AA→W→AA→AA
レーンで敵と殴り合う場合はEを逃げスキルとして残す場合もありますが、オールインではEのタウントを当ててからQの強化AAで3回殴りに行きます。ショートトレードの場合はそこで下がり、キルを狙いに行く場合はそのまま殴りながら追いかけます。
シェンはEのブリンク中にフラッシュを使うことができます。ガンク合わせや集団戦ではよく使うので練習しておきましょう。
サモナースペル
Rで戦闘中の味方に駆けつけ、集団戦に勝利してリコール。テレポートでレーンに戻るのが理想のムーブです。
Rを効果的に使うためにはレーンの主導権を握っていることが重要なので、重症(回復阻害)があれば勝てる相手にはイグナイトを持つのも有効です。
ルーン
基本的に不死者の握撃で固定。シェンの強みである序盤のショートトレードと相性が良く、HPを伸ばすことでRのシールドがさらに強化されるためです。普通に殴り合うだけでシールドバッシュが発動するので入れておきましょう。
息継ぎとボーンアーマーは選択肢、超成長はほぼ固定。
サブルーンはEからのオールインで強力な追い打ちとRのクールダウンを早める至極の賞金首狩りのある覇道や、対レンジのガンク合わせで強力な疾駆のある天啓が選択肢です。
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティブフォース
- 物理防御 or 魔法防御
最下段の防御ルーンは対面に合わせて選択しましょう。
ビルド
スタートアイテム
ショートトレードを繰り返すシェンはドランシールドとの相性が良好です。
コアアイテム
AAがスロウフィールドを作り出すようになるフロストファイアガントレットがコアアイテムです。
相手に重症(回復阻害)効果を与えるブランブルベストとその派生先のソーンメイルはたいていの場合買うことになるでしょう。
選択肢
プッシュ力を高めるタイタンハイドラ、対クリティカルダメージのランデュインオーメン、魔法防御の自然の力などが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
レネクトンやカミールのように主力スキルがAA強化スキルであるチャンピオンに対して強く、ジェイスのようにスケーリングが低く放っておいてもレイドボスになる心配のないチャンピオンに対しても高い勝率を誇ります。
苦手なチャンピオン
最初から最後までシェンに殴り勝つことができ、プッシュ力も高いダリウスやモルデカイザー、シェンがRで飛んでいるあいだにフリーファームして凄まじくスケーリングするケイルなどを苦手とします。