シャコ:悪魔の道化師(Shaco: the Demon Jester)のチャンピオン紹介です。奇襲や待ち伏せ、逃げる、隠れるなど敵を翻弄することを得意とする生粋のアサシン。レベル3までの超高速ジャグリングと奇襲性の高いガンクで最序盤圧倒的な性能を誇るジャングラーです。
目次
レーン戦フェイズでの立ち回り
シャコは最序盤こそがパワースパイクです。レベル3までのジャグリングが圧倒的に早く、最速ルートなら敵ジャングラーがレベル2、ボットレーナーがレベル1の時点でガンクを仕掛けることさえ可能です。
ただし予め準備が必要で、試合開始50秒の時点から中立モンスター前にWを設置し始め、最初のバフが湧く1分30秒の時点までに3個Wを設置する必要があります。設置場所などシビアなため、詳細なやり方は『シャコ ジャングル』などで動画検索すると出てきます。
シャコはこのジャグリング性能と序盤のガンク性能、超高性能ステルスブリンクがあるためフラッシュではなくイグナイトを持つことができるという優位性を活かして、最序盤から敵のレーナーやジャングラーを暗殺し続けるチャンピオンです。
また、ジャングルルートやガンクルートも多岐にわたり、相手からしてみればシャコのルートを読み切ることはたとえスタート位置がわかっていたとしても困難です。
ガシガシガンクを決めたり、敵ジャングラーを倒し続けて序盤に試合を壊してしまいましょう。
集団戦での立ち回り
シャコは集団戦をしません。アサシンの例に漏れず、敵に集団戦の機会を与えないよう敵チャンピオンをキルし続けることを狙ってピックするため、常にマップ中に目を光らせ、浮いた敵を暗殺し続けましょう。
序盤で失敗して敵にペースを握られてしまった場合は集団戦に引きずり込まれてしまうことになりますが、こうなるとシャコにできることはもうほとんどありません。
WとRの死亡時は一応AoECCではありますが能動的に当てるのが難しく敵への依存度が高め、射程が短いうえにこれといった防御スキルもなく、本体は非常に柔らかいためです。
味方が強いことを祈りながら味方バックラインにWを置いておいたり、敵の注意を引きつけ分身とステルスで翻弄し、少しでも存在感を発揮しましょう。
コンボ
- Q→W→AA→E→AA→AA
- W→AA→E→AA→Q→AA→AA
シャコのガンクはQのステルスブリンクで入り、敵の退路を断つようにWを設置、その後EでスロウをかけつつAAし続けてダメージを稼ぎます。
待ち伏せ時は予めWを設置しておき、やはりEでスロウをかけつつAAし続け、Qで追撃することも可能です。
サモナースペル
シャコはステルス付きという超高性能ブリンクのQにより壁越しも含め奇襲、逃走することができます。
これを活かしフラッシュの代わりにイグナイトを持つことで序盤のガンク時や敵ジャングラーとのタイマン時のキルラインを大きく引き上げます。
ルーン
シャコは1周目が全てといっても過言ではありません。最序盤の戦闘力やガンク時のキルポテンシャルを高めるため、1発でも多く殴るためのヘイルブレード、Qで発動するサドンインパクトなど序盤のダメージを高めるためのルーンを選択します。
サブルーンも序盤にキルを取りやすくするため体力の減った敵に追加ダメージを与える最期の慈悲など、とにかく序盤のダメージを意識してルーンを選択しましょう。
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- アダプティブフォース
- 物理防御 or 魔法防御
多くのジャングルモンスターが物理ダメージのため、ジャングラーの最下段は基本的に物理防御です。
シャコは最序盤で敵ジャングラーに戦闘を仕掛けることも多いですが、序盤に多くのAPダメージを出すチャンピオンは少ないため、相手がカーサスでもない限り物理防御で大丈夫です。
ビルド
シャコのビルドは幅広く、ADにもAPにも行くことができます。どちらにするかは味方チャンピオンのダメージタイプによって選択しますが、ここではより汎用性の高いADビルドについて記載します。
スタートアイテム
氷雨の刃と残念のナイフどちらを選択するかは対抗のジャングラーや他の敵チャンピオン次第ですが、シャコは最序盤に活躍できるかどうかが重要なため、スマイト5回使用後の進化先はそれほど重要ではありません。
氷雨でも序盤のタイマンで勝てるのであればスロウが付くぶんキルに繋げやすく、殴り合いの強い相手とタイマンする可能性が高ければ残念を持ちましょう。
コアアイテム
AD、脅威、スキルヘイストが揃ったドラクサーダスクブレードをコアとします。
このアイテムが合うというよりは、素材のセレイテッドダークがアサシンにとって強力なため、結果的にその派生ミシックであるドラクサーを持つという意味合いが強いです。
選択肢
序盤からガシガシキルを取って早々に脅威を重ね、中盤は浮いた敵を瞬殺し続けましょう。
脅威アイテムでありトドメ性能が高いコレクター、スキルを使った後のAAを強化しスキルヘイストの上がるエッセンスリーバー、割合で敵の物理防御を下げるドミニクリガードは脅威アイテムと相性が良く、ここまでのアイテムでクリティカル率が稼げるためインフィニティエッジなども選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
得意なチャンピオン
ステルス付きのQにより、ウディアやノクターン、ヴィエゴ、マスター・イーといったAA主体のチャンピオンに対して有利です。
苦手なチャンピオン
セジュアニ、アムムといったタンクチャンピオンはタイマンで倒しきることが難しく、序盤で多少の有利しか作れなかった場合、中盤以降巻き返されてしまう危険があり苦手です。
また、これらのチャンピオンが相手だとこちらが視界を掌握していたとしても、相手はタンクを先頭にオブジェクトまでの道を切り開いてくる選択肢が残る点も厄介です。