セラフィーン:希望のメロディー(Seraphine: the Starry-Eyed Songstress)のチャンピオン紹介です。長射程のハラスとシールド、回復、ピール向きのCC、そして上手く決めれば1撃で集団戦の勝敗を決するビッグウルトが特徴のサポート系メイジです。
ミッドやボットでの運用が可能な時期もありましたがウェーブクリアが大きくナーフされたことで姿を消し、パッチ12.11現在はサポートとして落ち着いているため、この記事ではサポートとしてのピックを軸に解説します。
目次
どういう時にピックするチャンピオンか
- 相手のミッド/ジャングルがアサシンではない時
- 敵味方ともにフロントラインがしっかりしていて、正面からぶつかり合う集団戦が予想されるとき
セラフィーンはハラス、ウェーブプッシュ補助、シールドと回復によるサステイン、Rを取得してからはエンゲージ能力まで高水準で備え、レーン戦も集団戦も強いですが、防御ステータスが極めて劣悪なためアサシンの餌になりがちです。
また、ヒットしたチャンピオンの奥に連鎖していくRの性質上、お互いのフロントラインがっしり組み合うような形にめっぽう強い反面、敵が側面や背面から強襲してくるような展開を苦手とします。
気軽に撃てるピールスキルはEのみであり、それもスタックが溜まっていなければスローしか与えないため、機動力の低いファイター相手には十分ですが、機動力の高いアサシンやファイター、バーストダメージを出してくる敵を止めるには不十分です。
Eだけで止められない場合Rを守りに使わされることになりますが、側面や背面に撃たざるを得ないと集団戦での影響力がガタ落ちするため敵味方の構成をよく見てピックしましょう。
レーン戦での立ち回り
Qや強化AAのハラスとWのサステインで相手と体力差を付けるよう無難にレーニングします。
Eは相手が前に出てくることを阻止するよう撃つと当てやすく、セラフィーン側が戦いやすい位置取りを維持しやすくなります。余裕がある場合のみハラスに使いましょう。
基本的にはじわじわ削って相手を先にリコールさせ、レベル6以降は味方がガンクに来てくれた時などチャンス時にRを絡めてキルを狙います。
Rはクールダウンが長く、ドラゴンファイトなどの集団戦で使ったほうが強いため、レーンでは無理にこちらからキルを狙いに行くことはありません。
ハラスとサステインにより対面に体力差を付けることは得意ですが、レーンで敵を何度も倒せるようなキルポテンシャルはないため自分以上にスケールの高いチャンピオンを出されると緩やかに負けていくことになります。
集団戦での立ち回り
集団戦では味方のADCやメイジと立ち位置を合わせてバックラインから敵にハラスしたり、シールドを張って味方の体力を維持したり、向かってくる敵をEで牽制しながらビッグウルトを狙います。
Wにはシールドと回復だけでなくMSアップも付いているため、敵が陣形を崩そうと揺さぶりをかけてくるタイミングで使えばスキル回避や陣形の維持に役立ちます。
セラフィーンのスキルはいずれも発生が遅く当てにくくなっていますが、その分当てたときのリターンが大きい、つまり自分からエンゲージするのではなく味方のCCにチェインする形で撃つことを得意とします。
前衛がぶつかりあったタイミングで撃てば敵の後衛まで貫通してヒットするため、少ないチャンスを見逃さないようにしましょう。
もちろん視界有利を取って待ち伏せる場合はセラフィーンからのエンゲージも十分可能です。
コンボ
- Q→AA
- E→AA
- E→Q→AA
- E→Q→W→AA
- R→E→Q→W→AA
- E→R→Q→W→AA
スキル使用時に「ノート」のスタックを獲得し、AA時にスタックを消費して追加ダメージを与えます。この強化AAが強力なので、一方的なハラスの場合はともかく、トレードする際は必ずAAを入れにいきましょう。
サモナースペル
パッチ12.10の耐久アップデート以降は、多くの場合でナーフされたイグナイトよりイグゾーストの方が強いです。
またセラフィーンは自衛スキルが十分とは言い難く、Eはスロー状態の相手に当てるとスネアとなるため、チャンピオンやスキルの性質的にもイグゾーストの方が噛み合っています。
ルーン
キーストーンはエアリー召喚とガーディアンの2種類。レーンで悠々とハラスできる相手にはエアリーの方が強いですが、相手のオールインが強力な時はガーディアンを持ったほうが生き残りやすいです。
セラフィーンのWはスキル使用時に既に自身にシールドが付与されている場合、回復効果が付与されるため、セラフィーン自身と相性が良いのはガーディアンです。
2段目:生命の泉 or シールドバッシュ
3段目:好きなもの
4段目:生気付与が最も好相性。
サブルーン:マナ関連は何かしら持たないとキツくなります。ガーディアンならサブ天啓にしてビスケットデリバリー。エアリーを持つ場合はマナフローバンドがあるのでサブルーンは自由に選択できます。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース or クールダウン
- アダプティプフォース
- 好きなもの
スキルオーダー
- レベル1でQかE
- レベル2で取っていない中から好きなもの
- レベル3で取っていないスキル
- レベル4以降はR>Q>E=Wの優先順位で上げる
レベル1は基本的にQを取りますが、Eで有利なトレードを仕掛けられそうな時はEでもOKです。
レーンで最も強いスキルはQなので最優先で上げますが、その後WとEどちらを優先して上げるかは構成や状況によります。
ビルド
スタートアイテム
ハラスが強いチャンピオンなのでスペルシーフエッジでお金を稼ぎます。
コアアイテム
or
セラフィーンはW、Eに加えパッシブのノートのスタックを味方に付与することでも「味方に影響を与えた」ことになるため、ムーンストーンの再生と非常に相性が良くなっています。
基本的にはムーンストーンを積みたいですが、中盤以降キャッチを狙いたい時やキャッチを狙われそうな時はシュレリアの戦歌も視野に入ります。
選択肢
セラフィーンは集団戦中、Wで多くの味方にシールドと回復効果を付与するため、それをトリガーとするケミテックピュートリファイアーやアーデントセンサー、フローウォータースタッフといったサポートアイテムとの相性は抜群です。
相手に徒歩ファイターが多い時などスローが極めて効果的な時はリーライクリスタルセプターも選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
本体が突っ込んでエンゲージするレオナやノーチラス、アリスターに対しては射程差によるハラスとEの牽制で距離感を調整しやすいため有利です。
ただしこれらの対面は不用意に当たられてしまうと一気にキルまで持っていくパワーがあるため気は抜けません。
不利マッチアップ
Rで全員無敵になって突っ込んでくるタリックや、セラフィーンのRに対してRで無効化できるバード、セラフィーンが特に苦手とするADアサシンのパイクを苦手とします。