セジュアニ:極北の激憤(Sejuani: Fury of the North)のチャンピオン紹介です。長射程のビッグウルトによりノーリスクでイニシエートが可能なタンクチャンピオン。パッシブによる高い耐久力と追い逃げどちらにも使えるブリンクにより、遭遇戦に弱くない点も特徴です。
目次
どういう時にピックするチャンピオンか
- ソロQならわりといつでも
- 試合に勝ちたい時、レートを上げたい時
- 味方にメレーチャンピオンが多い時
- 相手にバーストダメージが多い時
- ソロQ、特に低レートでは構成的にダメージが足りないことはまずありません。逆にタンクが足りない、CCが足りないことは日常茶飯事なので概ねいつでもピックできます。
- 操作が簡単で味方も合わせやすく、ピックすることで構成も整いやすいため、ジャングルの基本的な知識さえあればレートはどんどん上がっていきます。
- セジュアニのEのスタックは自身、または味方のメレーチャンピオンの攻撃で溜まるため、メレーが多めの構成とは好相性です。とはいってもセジュアニ自体エンゲージもピールも得意なので、やはりいつでもピックできます。
- セジュアニはパッシブが有効な短時間は異常なまでに固く、バーストダメージに対し非常に強いです。といってもアサシンはセジュアニをフォーカスしないため、相手にバースト系のメイジやスキルファイターが多い時は特に有効です。
レーン戦フェイズでの立ち回り
セジュアニはタンクジャングルのため序盤の1v1はあまり強くなく、2v2もそこそこ、ガンクもそこそこですが、パッシブとブリンクスキルにより高い奇襲耐性を持ち、遭遇戦でも落ち着いて状況を判断し、追うことも逃げることもできます。
セジュアニが本格的に強いのはレベル6でRを取得して以降。特に集団戦において本領を発揮するため、レーン戦の段階では自チームが大きく崩れないように試合を作ります。
具体的には
- 勝っているレーン、押しているレーンに寄り添い敵のガンクルートをカット
- 川や敵ジャングルを偵察し、敵ジャングラーを発見したら逃げる or 味方と挟んで倒す
- 敵が深く突っ込んでくるようなガンクにはピールして味方を守る
- 敵がタワーダイブガンクできないようにケア
などです。
こうすることで相手は序盤に試合を大きく崩すことができなくなり、セジュアニの得意な集団戦の時間がやってきます。
集団戦での立ち回り
セジュアニはタンクの中でもかなり器用なチャンピオンです。
- Rによる遠距離からのイニシエート
- WやQによるエンゲージ
- 豊富なCCによるフロント性能
- 豊富なCCとブリンクによる敵キャリーへの張り付き性能
- QやEによるピール
- Rによるディスエンゲージ
集団戦で要となるアクションはほとんど実行可能なうえ、QRによりキャッチ性能も高い水準で兼ね備えています。
なんでもできるが故にどれを選択するか状況把握と判断力は重要で、味方がどういうチャンピオンでどう戦ったら強い構成なのか、敵味方の誰が育っていて、何が勝ち筋で何が負け筋なのか理解したうえで、行動を選択する必要があります。
唯一苦手とするのは集団でのにらみ合いです。セジュアニはタンクスキルがパッシブのみで、これがないと耐久力は並程度まで落ちるため、ポークや設置型スキルでパッシブを剥がされてしまうと戦いづらくなります。
コンボ
- AA→W→AA→E→AA→AA→Q→AA
- QW→AA→AA→E→AA
- Q→F→AA→W→AA→E→AA
- AA→W→AA→E→AA→AA→Q→AA→R→AA
- QR→AA→W→AA
- QFR→AA→W→AA
基本的には歩いてAA→W→AAからEでスタンさせ、敵が逃げた先にQで追撃します。AAから入れない場合のみQやQFで距離を詰めて捕まえますが、ダメージも拘束時間もその分少なくなります。
Rでスタンさせた相手はしばらくEのスタックがたまらなくなるため1v1やガンクではできる限りRは温存しましょう。
Q中にWやRやフラッシュを使うことができるため、Qから入る場合はこれらのスキルを併用する機会が多いです。特にミッドガンクでは相手がよほど前に出ていない限り歩いてAAから入ることが難しいため、QFやQRから入ることが多いです。
サモナースペル
フラッシュがあるかどうかでミッドレーンへのガンクプレッシャーが大きく変わります。
ルーン
敵に飛び込んだり止めたりした時に硬さが跳ね上がり、張り付いている間にダメージを叩き込めるアフターショックとの相性が最も良いです。短時間の硬さはタワーダイブ時にも重宝します。
タンクながらEの性質上攻撃速度がほしいためサブルーンは栄華のレジェンド:迅速を入れましょう。ファームが早くなり、ガンク時も早くスタンできるうえAA回数も増えます。
ルーンのかけら(シャード)
- 攻撃速度
- 物理防御
- 体力
セジュアニはパッシブでARもMRも高いため体力を増やすと最も固くなれるほか、Wが最大HP比例のため火力も上がります。
スキルオーダー
- レベル1でE
- レベル2でW
- レベル3でQ
- レベル4以降はR>W>Q>Eの優先順位で上げる
Eがないと狩るのが遅すぎるためレベル1はE固定。レベル2でWを取ることでEのスタックが十分な速度で溜まるようになります。
Qはガンクや遭遇戦用スキルのためレベル3で取得しましょう。
ビルド
スタートアイテム
ガンク時は歩いてAAやWから入りたいので氷雨の刃のスローは重宝します。
また、積極的に1v1をしたいチャンピオンではないため残念のナイフは合いません。スローが効かない相手(マスター・イーなど)と戦闘になる可能性がある場合のみ残念のナイフを持ちましょう。
コアアイテム
敵の近くにいる限りダメージを与え続けるサンファイアイージスは張り付き性能の高いセジュアニと相性がよく、パッシブでAR/MRを得られるセジュアニは体力が大幅に上がるワーモグアーマーまで積めればかなりの耐久力になります。
これら2つを基本的なコアアイテムとしますが、敵にレンジが多い時はフロストファイアガントレットや、キャッチ構成時にはターボケミタンクも選択肢です。
選択肢
回復阻害(重症)が必要な場合のソーンメイル、大量のマナと体力を得られてアップグレードすればシールドも強力な冬の訪れ、クリティカル対策のランデュインオーメンなどが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
ブーツはバーサーカーブーツが最もファーム速度が早く、ガンクも寄りも早くなるため強いですが、フルビルドになった後はプレートスチールキャップかマーキュリーブーツに履き替えたほうが強いです。
カウンターピック
有利マッチアップ
イブリンやレンガー、カ=ジックスといったアサシンジャングラーに対して特に強い。遭遇戦で倒されにくいため序盤で事故りづらく、何事もなく集団戦の時間まで行けば影響力は段違いです。
また、リー・シンの肝心要のQ2段目はセジュアニのQで無効化できるため、序盤の遭遇戦も集団戦でのピールするにも戦いやすいです。
不利マッチアップ
リリアにはファーム速度で大きく負けるためレベルが引き離されやすく後半の集団戦も強いため苦手。
また、トランドル相手は序盤から倒されかねないうえ、集団戦ではセジュアニのステータスを吸収してくるため向こうは固く、こちらは柔らかくなってしまい戦いづらいです。