パイク:ブラッドハーバーの殺戮鬼(Pyke: the Bloodharbor Ripper)のチャンピオン紹介です。サポートでありながらアサシンという変わり種。この手のヘンテコなチャンピオンは特定の状況でピックした場合のみ強さを発揮します。
※「サポートの人気が出ないのはキルを取りづらいうえキルを取ると怒られることがあるからだ」というRiotの勘違いにより生まれた「キルを取るサポート」チャンピオン。
目次
どんな時にピックするチャンピオンか
- 対面がメイジサポや一部のエンチャンターなど脆いチャンピオンの時
- 隣が序盤のオールインに強いチャンピオンの時
- 敵のジャングラーやミッドの動き出しが遅く、レベルの低いアサシンでも脅威足り得る時
ユーミやブランド、ヴェル=コズ、ラックスといった脆いチャンピオン相手にのみ後出しでピックします。
最序盤の基礎ステータスの高さと攻撃的なスキルセットによりキルメイクしやすく、特にメイジに対してはパッシブの回復効果によりハラスに対し高い耐性を持つ点が刺さります。
反面フックが大した脅威にならないどころかなまじ引っ掛けると味方のADCを危険にさらしかねないアリスターやレル、タリックといった防御的なタンク相手に出すとやることがなくなってしまいます。
レーン戦での立ち回り
- レベル1インベードでAFK野郎を倒す
- 鋼のショルダーガードを使ってレベル2先行してダブルキル
- その後は対面をキルしてプッシュ→ミッドへロームを繰り返す
溜めが必要なのでブリッツクランクやノーチラスほどではありませんが開幕インベードは得意です。結局インベードで倒せるのは開幕AFKしているウンコマンだけなので溜めは問題になりづらいです。
その後のレーン戦では当然レベル2先行キルを狙います。鋼のショルダーガードを持ってAAをサボらなければまず先行可能。
なぜか初心者はフックから入りたがりますが、きちんとレベル先行直前から距離を詰めておけば普通にEのスタンから入ってAA連打、離れた相手をQで引っ張って倒せます。
※レベル2先行直前から相手がきちんと下がった場合のみEが届かなくなるので仕方なしにQ。
集団戦での立ち回り
集団戦をしません。常に人数差を作り続け敵をグループさせないのがアサシンの仕事です。特にパイクは最序盤特化型なのでスノーボールに失敗した時点で負け濃厚です。
※アサシンは軒並み忙しいのだけど、パイクは特に賞味期限が短い。
※15分過ぎた時点で勝率が大きく下がり、20分まで急激に下がり続ける。この時間まで長引いた時点で味方が強くないと勝てない。
一応の注意点としては足を引っ張らないこと。フック系チャンプ全般に言えることですが、マルファイトやアリスターなど強力なAoECCを持つタンクを味方が密集している場所に釣ったら一撃で負けます。
コンボ
- E→AA→AA→Q→AA→AA
- Q→E→AA→AA→AA
- Q→F
- E→F
- E→Q→F
- E→R
レベル先行時やガンク合わせなど露骨に有利なときは確度の高いEから入るのがセオリー。EかQどちらかが当たればもう一方も当たるのでひたすら殴って届かなくなったらRするだけ。
Qの溜め中やE中にフラッシュができるので覚えておきましょう。合わせ技でE中にQを溜めてそのままフラッシュすることも可能。RはブリンクスキルでもあるのでE中にRでも位置調整可能です。
サモナースペル
前述のコンボがあるのでパイクはフラッシュ必須。序盤に必ずキルを取る必要がある、となると相手のヒールを回復阻害する必要があるのでイグナイトで固定です。
ルーン
序盤にキルを取れなければその時点で終わってしまうのでとにかくダメージ。ヘイルブレードを持ってEかQを当てた相手に高速AA3連を絡め一気にキルまで持っていきます。
2段目:EかQを当てた相手へのダメージを上げる追い打ち。
3段目:ワードはアサシンの天敵&ロームついでに壊すことが多いためゾンビワード。あるいは目玉コレクター。
4段目:ロームしていろんな相手からキルを取るので貪欲な賞金首狩りでボーナスゴールドを稼ぎます。
サブルーン:息継ぎ or ボーンアーマー、気迫
ボットレーンはハラスがあるので息継ぎを持ってオールインに向けて体力が残るようにしておくのが基本。相手もオールイン系ならボーンアーマーでもいいけれど、これを持つような対面にはそもそもピックしたくない。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース
- アダプティプフォース
- 物理防御
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でW
- レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる
固定でOK。
ビルド
パイクはHPがレベルアップ以外では上昇しないためADとスキルヘイストを積むことになります。このパッシブが、遅れを取った場合取り返しがつかないアサシンの特性に拍車をかけています。
スタートアイテム
絶対にレベル2先行したいので鋼のショルダーガード。これを2ウェーブ目の前衛ミニオン2体に使ってレベル先行からキル。
ブーツ
レベル2先行してダブルキルを取ったらモビリティブーツを履いてロームします。
対面をキル→ミッドロームの繰り返し。
コアアイテム
or
基本は相手のワードに映ったことを把握でき、可視化もできるアンブラルグレイブ。ワードを早く壊すこともできるため重宝します。
一応ダリウスのようにRによる連続キルが可能なチャンピオンなのでドラクサーも持てます。
いずれにせよ序盤勝っていないと機能しません。
※パイク自体どのみち失速するので勝っていないと弱い脅威ビルドの欠点が気にならない。
選択肢
サポートはアイテムを3つしか持てないのでアンブラルグレイブ→ドラクサー→ナイトエッジで終了。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
フックの的が1つになるユーミのほか、ブランド、ヴェル=コズ、ラックスといったトロール気味のサポートメイジに対して有利です。
不利マッチアップ
マオカイ、ラカン、アリスターといった敵の懐に飛び込んで強力なAoECCを撃てるチャンピオンを苦手とします。
これらを引っ張ってしまうと自滅しかねないのですが、パイクのスケールは最弱クラスなのでどうにか仕掛けないといけない。自分から負けにいっているようなものなので、やはりピーキーなチャンピオンは後出しできるときに限ります。