ジン:孤高の芸術家(Jhin: the Virtuoso)のチャンピオン紹介です。極端に低いDPSと支援能力の高さが売りの一風変わったマークスマン。一応ボットレーナーとして運用されますが、他のボットレーナーのようなキャリー性能がない点には留意が必要です。
パッシブにより装備でASが上がらず、AA4発ごとに2.5秒のリロードを行うためどうあがいてもDPSが低く、また、ASが上がらないということはAAの硬直時間も長いため集団戦で距離感を保ちながらAAを入れることを苦手とします。
そのぶんサポート能力に長け、味方が攻撃した対象にWを合わせてスネアを入れたり、味方のエンゲージや追撃を80%スローを4発も打てるRで支援することが得意です。
AAよりもスキル、キャリー性能よりも味方を後ろからサポートと、良くも悪くもADCとは異なるため、どこでもオプションでボットレーンが回ってきた自信がない人用キャラとして愛用されています。
ただしボットレーナーのDPSが低くオブジェクトも苦手となるとチームが抱えるハンデは大きく、敵の構成によってはそれだけで詰みやすいため注意が必要です。
目次
レーン戦での立ち回り
- QやWでミニオンをプッシュしながら対面にハラス
- 高威力の4発目AAで対面にハラス
- 対面をローヘルスにして何度も帰らせる
- 味方のサポートが上手ければキル
- とにかく対面に満足にファームさせないこと
全てのスキルがAoEのためプッシュを得意とし、ミニオンを巻き込みながらのハラスで敵の体力を削りながらタワーに押し込みます。
これを繰り返して対面を何度もリコールさせ、経験値とゴールドを満足に稼がせないことを目指します。
ジンは序盤のレーン戦が圧倒的に強いぶんスケーリングはボットレーン最弱のため、レーンの主導権を取り続け、バロンが湧くまでの間に試合の勝敗を決定付けることが肝要です。
集団戦での立ち回り
よほどレーンでスノーボールできているか、相手の構成が極端に崩れていない限りジンはダメージディーラーとしてはまず機能しません。
というのも、お互いにフロントラインが2~3枚ずつある一般的な構成同士の試合では、ジンのAA射程とASでは集団戦でAAをすること自体が難しく、Rもタンクや固めのファイター相手にはろくにダメージが通らないためです。
※敵がノータンクGGしているとかであればジンは強い
かといってブリンクもないためルシアンのように横から入って敵のバックラインを直接狙うこともできません。
理想は同人数の集団戦にならないようレーン戦で敵を圧倒し、高いシージ能力を活かして早々に敵のファーストタワーを全て破壊。味方のジャングラーやミッドが敵をキャッチするのを長距離スキルでサポートすることで試合を畳むことですが、どうしても集団戦になってしまった場合、豊富なCCを活かして味方をサポートすることしかできません。
コンボ
- AA→Q→AA
- 味方に合わせてW→AA→Q→AA
- 味方に合わせてW→R
基本コンボはAA→Q。また、パッシブで4発目のAAは確定でクリティカルとなり、クリティカル時にMSが増加するため、これを利用して撃ち逃げしてリロード時間をやり過ごしましょう。
Wは超長射程のため離れた位置からでも味方に合わせやすく、Rはさらに長いため、味方が敵を捕まえてさえくれればスネアとスローで追撃支援ができます。
サモナースペル
2v2のボットレーンでは2人回復できるヒールが強力です。
ルーン
ジンは4発目のAAやRは対象の減少HPに比例して追加ダメージがあるためHPが減った対象に対して強く、魂の収穫との相性は良好です。
レーンで積極的に戦うチャンピオンのため血の味わいや強欲な賞金首狩り、レジェンド:血脈といったサステイン、マナ持ちが良くなる冷静沈着などを入れていきましょう。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース
- アダプティプフォース
- 物理防御
ASを上げてもほんのりADが上がるだけなので最初からアダプティプフォースを入れましょう。
ビルド
スタートアイテム
レーンで勝つためのピックなのでドランブレード。
コアアイテム
ジンは0コア時が一番強いのでコアアイテムはないと言えばないのですが、ミシックアイテムを挙げるとすればゲイルフォース。
ジンの逃げ性能のなさを補うためでもあり、相手が甘えた位置にいればゲイルフォースからの4発目AAでキルを狙える可能性もあります。
※ボットにADメイジを置くだけでもチームの負担なのに、中盤以降キャッチされまくるようだとまずもって試合には勝てない。
選択肢
HPが減った敵を強引にキルまで持っていけるコレクター、チャージすることで1発だけ射程が伸びるラピッドファイアキャノン、クリティカルダメージを高めるインフィニティエッジなどが選択肢です。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
レーンでジンに対抗する手段が何もないコグ=マウ、ハラス性能でジンに劣るアフェリオスやミス・フォーチュンなどを特に得意とします。
といってもジンはレーン戦に全てを賭けたチャンピオンのため、ほとんどの相手に有利が付きます。
不利マッチアップ
ヴェイン、カイ=サ、トリスターナといった、HP満タンの状態から強引にジンを落としきれるチャンピオンを苦手とします。
といってもレベル2オールインのキル性能が異常なトリスターナを除けばレーン戦はジンの方が有利です。
ヴェインやカイ=サに対しては圧倒的にスケール負けするうえに、中盤以降目が合うたびに殺されてしまうため試合全体を通して不利が付きます。