フィオラ(Fiora)

フィオラ(Fiora)

フィオラ:高潔なるデュエリスト(Fiora: the Grand Duelist)のチャンピオン紹介です。二つ名の通り1v1に特化したスプリットプッシュの申し子。非常にスケーリングが高く、終盤、特にタンキーな相手とのタイマンを得意とします。

目次

どんな時にピックするチャンピオンか

  • 対面がタンクやジャガーノートの時
  • 対面がWを合わせやすいCCスキルを持っている時

フィオラはスケーリングタイプのチャンピオン。そのため序盤は弱く、消極的にファームし続けて、ある程度装備が整ってからが強い、というデザインになっています。

しかしWを合わせやすい相手には序盤からずっと勝つことができるため後出し要因として非常に強力。

また、相手がソロキル性能の低いタンクだったり、能動的に1v1を仕掛けることが苦手なカウンターエンゲージタイプの場合、安全にファームしやすく、しかもスケールする割合Trueダメージによって相手の固さが無駄になりやすいため有利です。

キャラスペックは高いため序盤1キル持てば多くの相手に勝てるようになりますが、フィオラ自身能動的に仕掛けるのが苦手で、特にガンク合わせが弱いため先出しには向きません。

レーン戦での立ち回り

  • 不死者の握撃付きQでハラス
  • 不死者の握撃付きQでハラス
  • 不死者の握撃付きQでハラス
  • 相手がイライラして仕掛けてきたらWでカウンターして倒す

実はフィオラの「高潔なるデュエリスト」という二つ名はブラフです。さぞ堂々と戦うのかと相手に思わせておいて、実際は遠くからちびちびハラスしてMSアップで逃げていくだけ。

Qの射程は地味に400もあるうえ、ブリンクしないようその場で打てば発生も一瞬。敵ユニットに当たりさえすればクールも短い。慣れたフィオラはこの最長Qで一方的にハラスします。

できる限りウザったい動きで相手の感情を逆撫でし、相手が冷静さを欠いて大振りになったところを突く。戦い方としてはイカサマ師のつもりでプレイすると上手くハマります。

※1v1最強とだけ聞いて堂々と戦いに行くと惨めなことになる。フィオラがまともに戦っていいのは装備が揃ってからか、それで有利な相手に対してだけ。

ちなみにWはレベル1から破格のAS低下が付いているため、必ずしもスタンにならなくても、やはり特定の相手には強い。

※トップレーナーならフィオラと戦っていて、あと1発で倒せる、というところで一生AAが出なくて殴り倒された経験があるはずだ

集団戦での立ち回り

集団戦をしません。

フィオラはわかりやすく1v1性能に振り切っているため、中盤以降はずっとスプリットプッシュをして敵を引き付けます。

むりやり集団戦に行ってもフィオラには

  • エンゲージスキルがない
  • ブリンク距離も集団戦用としては短すぎる
  • 的確に急所を突けなければ回復しない(柔らかい)
  • 5v5では急所を狙いづらい
  • 5v5ではWも狙いづらい
  • Rを付けても集団戦で同じ敵を殴り続けるのは難しい

と、味方が強くなければ相手に触れるのも難しい。

装備が揃っていればダメージ出力自体は高いので、味方がエンゲージが上手だったり、味方が敵の陣形を乱してくれている場合に限り、良いタイミングと角度で入れそうならば行ってもいいけれど…。

と、余計なことを考えるくらいならさっさとサイドをプッシュしてタワーを折りましょう。

コンボ

  • Q → W
  • Q → AA → E
  • R → AA → E → Q → AA

Qの移動中にWを発動できます。単に相手の反撃をカウンターするだけでなく、ベイガーのEなど設置型のCCゾーンを無効化して通過可能。

EにはAAリセットが付いているため連撃できます。また、QAAと打つ際は先に敵チャンピオンにAAを指定してからQを打つとQ後にAAがすぐに出ます。

Rの急所を4か所突くコンボはいくつかありますがこれが基本です。Rを出すときに急所の間辺りに立ち、急所攻撃によるASアップですぐに2か所目を突けるようにするのがコツ。

このコンボどおりに突けるのはWスタン始動の場合くらいで、実際にはフラッシュを駆使しないと瞬時に4か所突き切るのは難しい。

サモナースペル

フラッシュイグナイト

フィオラのサモナースペルはいくつか選択肢があります。

最も基本的なものはフラッシュ+イグナイトですが、追いつきさえすれば倒せる相手にはフラッシュよりもゴーストの方が中盤以降強い。

また、序盤のレーニングだけが厳しいマッチアップならテレポートも選択肢に入ります。(体力かマナが減ってきたらテレポートでレーン復帰、以降勝てる場合の選択肢)

ルーン

キーストーンは不死者の握撃と征服者の2択。Qハラスしやすい相手には握撃、オールイン以外相手に触らないなら征服者。

ここでは不死者の握撃ルーンを解説します。

フィオラのルーン

Qハラスしやすい相手、あるいはロングトレードは勝てるけれどショートトレードは怪しい、といった相手に持ちます。

2段目:打ちこわし

3段目:ここは対策ルーンなので好きなもの。とはいえボーンアーマーを持ちたい相手には征服者の方が強い。

4段目:超成長 or 気迫。CC耐性が欲しいかどうかで選択。

サブルーン:マナフローバンド、追火 or 魔法の靴、ビスケットデリバリー。

マナ関連はどちらか欲しい。魔導ルーンなら序盤の弱さを補う追火(後半はどのみち勝てる)。序盤に靴を積まなくていい相手なら魔法の靴は強い。

ルーンのかけら(シャード)

  • アダプティプフォース or 攻撃速度
  • アダプティプフォース
  • 物理防御 or 魔法防御

Qツンツンするだけなのでアダプティプフォース。征服者を持つなら攻撃速度の方が強い。(スタック溜まるのも早いしオールインするなら攻撃速度は重要)

スキルオーダー

  • レベル1でQ
  • レベル2でW
  • レベル3でE
  • レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる

特定の相手にはレベル1Wを取ってもいいけれど、忘れていい。

ビルド

スタートアイテム

ドランブレード体力ポーション

有利な相手に後出しするのでドランブレード。そもそもフィオラ自体ドランブレードの方が強い。

コアアイテム

トリニティフォース or ディバインサンダラー

ミシックはほぼ2択。タンク相手にはディバイン、それ以外にはトリニティフォースで覚えてOK。

※パッチ13.16現在はほぼトリニティ1択だけどどうせバフ/ナーフで変わる

ラヴァナス・ハイドラ

2コア目はラヴァナスハイドラ。ここまではフィオラがファームするために必要。

ハルブレイカー or ショウジンの矛

3コア目でハルブレイカーを出してタワーをボキボキ折っていく。

ハルブレイカーでダメそうな相手にはショウジンの矛。

ブーツ

アイオニアブーツ or プレートスチールキャップ or マーキュリーブーツ

対面をボコっているならアイオニアブーツ。

アイオニアブーツだと勝てないならプレートスチールキャップやマーキュリーブーツ。

対面がナサスなどスローが強力ならスイフトネスブーツも選択肢。

選択肢

デスダンスマルモティウスの胃袋ガーディアンエンジェル

3コアまでで試合の決着が付いていない場合、集団戦をするハメになる可能性が高い。

なのでこれ以降は防御的なアイテムを買って固くしていく。

最終ビルド

トリニティフォースプレートスチールキャップラヴァナス・ハイドラハルブレイカーデスダンスマルモティウスの胃袋

最終ビルドの一例です。

カウンターピック

有利マッチアップ

サイオンドクター・ムンドモルデカイザー

有利な相手は結構多い。

サイオン、ドクター・ムンド、チョ=ガスといったHP自慢のタンクにはパッシブの割合Trueダメージが刺さる。

カ・サンテ、モルデカイザー、クレッド、オーンといったCCが鈍重な相手にはWのスタンを合わせやすい。

そしてグウェン、トリンダメアといったAS依存度の高い相手にはWのAS低下が刺さる。

これらすべて(さらにこれ以外にも複数のチャンピオンが)フィオラ側有利のハードカウンターとなっています。

不利マッチアップ

ポッピーレネクトンパンテオン

フィオラ自体は序盤弱いのをQハラスでごまかしているだけなので、序盤から強いレーン番長系、その中でもフィオラのQに対し対応できるアクションを持っているチャンピオンは苦手です。

ポッピーであれば握撃付きパッシブAA、パンテオンであればQ、レネクトンであればEからのショートトレードでいずれも反撃が可能。

また、CCの出が早いチャンピオンに対してフィオラはWを勘でしか合わせられないため、不用意な行動はそのままデスに繋がります。

このエントリーをはてなブックマークに追加