バード(Bard)

バード(Bard)

バード:流離いの庇護者(Bard: the Wandering Caretaker)のチャンピオン紹介です。戦場にランダムで出現するチャイムを回収することでスケールするサポート/メイジ。スキルセットが独特で地形や状況を見定める必要もあるため扱いには慣れが必要です。

パッシブを活かそうとすると必然的にマップを見る機会が増え、ロームする必要も出てくるため意識しないと習得しづらいこれらのスキルを自然と習得する練習用チャンピオンとしていいかもしれません。

マップを見なければチャイムがどこにあるのかわかりませんし、ロームするにしてもただチャイムを拾ってくるだけでは弱すぎるのでついでに何かしてくる必要があります。

※ただ、全くの無知識でバードを使っていれば理解できるかというと難しいでしょう。ワードを置く位置デワードガンクなどLOLの基本を学んだうえで意識的にバードを使ってみるといいと思います。

目次

どんな時にピックするチャンピオンか

  • 隣がサミーラでない時
  • それ以外は割といつでもピックできる

ロームに目が行きがちですがQのスタンとそれを活かしたゾーンコントロールでレーニングは苦手というわけでもありません。特別苦手な相手もいないので先出しピック可能。

ただし対面よりも隣との相性が気になるチャンピオン。特にサミーラはレーンで重介護者のうえバードにはノックアップもなく、さらにRのタイミングが被るとほぼ負けるため相性最悪です。

バードの有名なトロールにミス・フォーチュンのR中にバードRというのがありますが、記事執筆時点でのシナジー勝率は悪くないためお互いのチャンピオンを知っているレート帯であれば組み合わせ自体に問題はなさそうです。

※ただし余計に気を遣うので避けた方が無難

レーン戦での立ち回り

  • 対面にハラス
  • レーンを押し込む
  • ロームしてチャイムを拾いつつワーディング&ミッドガンクを狙う
  • ボットタワーにミニオンが押し付けられるまでには戻る
  • 繰り返し
  • レーンに戻る際ジャングラーを連れてきてEで後ろからガンクすることも可
  • それを活かしてジャングラーを連れてきたフリをして相手を下がらせるなど駆け引きも可

チャイムはマップ上のわりと広い範囲に出現するためずっと押し込まれていると拾いに行くヒマがありません。もともとボットレーンは押せないと話にならないため序盤から全力でプッシュしましょう。

サポートアイテムがグレードアップできたらチャイムを拾いに行く際にワーディングとデワードも兼ねます。ミッドを刺せそうならそのままガンクしましょう。

無計画に拾いに行くと効率が悪すぎて間に合わないため少し先のことを考えてどこにワードを置きに行きたいのか考えてルートを組む必要があります。

集団戦での立ち回り

  • Rでエンゲージ
  • あるいは敵のエンゲージをRで捌く
  • あとはひたすらAAをする
  • Qで敵をスタンさせられる位置を取り続ける

使ってみると分かりますがバードのパッシブ付きAAは面白いほど強いです。5チャイム以上で1秒のスロウが付くようになり、15チャイム以上でAAが範囲攻撃になり、35チャイム以上で範囲がさらに広がります。

集団戦でのバードの仕事は主にこの範囲スロウをずっと敵集団に当て続けること。あとは味方キャリーに向かってくる敵をQでスタンさせたり、逆に下がろうとする敵をQでスタンさせることを狙います。

※集団戦までにはミイプが5スタックする65チャイム以上集めておきたい

コンボ

  • Q → F
  • E → 相手が追ってきたらQ
  • R → 解け際にQ

これといってコンボらしいコンボはありません。Qの詠唱中にフラッシュができるとか、Rの解け際にQとかありますがわざわざコンボというほどのものでもありません。

Eのトンネルで逃げた時追ってくる相手をQでスタンさせるのはよく使うので覚えておきましょう。Eを抜けた先は必ず壁なので確定でスタンさせられます。

バードはコンボ云々よりEの打ち方を知っておく必要があります。というのも何も考えずにクイックキャストで使うとトンネルを狙った位置に配置できません。

トンネルの入り口ではなく出口にカーソルを合わせて使うといい感じに配置できます。あるいはEだけ範囲付きクイックキャストに設定しておきましょう。

サモナースペル

フラッシュイグナイト

このあとビルドの項目で詳しく解説しますが、バードは回復阻害アイテムを積みづらいためなるべくイグナイトを持ちたいです。

ルーン

バードのルーン

バードのキーストーン候補はたくさんあります。というのもバードはAAが主体のチャンピオンですが、パッシブの効果でAAだけで彗星が飛んだり、AAだけで電撃のヒット数が2稼げたりするためです。

ここでは最も無難なフリートフットワークルーンを解説します。といってもルーンの効果どおりスタックを溜めてパッシブ付きAAを打ち込むだけです。

2段目:凱旋。よくロームするため20ゴールドを得る機会が多い。

3段目:レジェンド:強靭。バードはタンク装備なのでCC低減が効果的。

4段目:背水の陣くらいしか持つものがない

サブルーン:息継ぎ or 心身調整、超成長 or 気迫

ルーンのかけら(シャード)

  • 攻撃速度
  • 物理防御 or 魔法防御
  • 好きなもの

スキルオーダー

  • レベル1でQ
  • レベル2でW
  • レベル3でE
  • レベル4以降はR>Q>W>Eの優先順位で上げる

攻撃スキルはQのみ。レベル3で2に上げたいスキルもないので固定でOK。

ビルド

バードのクラスはサポート/メイジとなっていますが、ビルドはタンク寄りの装備になります。

そもそも攻撃スキルがQしかなく、パッシブAAにもAPレシオがあるとはいえ、そこまでレシオが高くないため固くしてAAをばら撒き続けた方が強い。

また、戦闘中の回転率を気にするスキルもQくらいなのでスキルヘイストの恩恵も低いです。(そのQもクールが上がるたびポンポン撃つというわけではない)

スタートアイテム

スペルシーフエッジ体力ポーション体力ポーション

パッシブのおかげでAA1発でスペルシーフエッジの効果が2回消費できます。

AAする機会が少ない相手にはレリック、逆にたくさんAAできるなら霊者の鎌を持ってもいいのですが、あまり気にしなくてOK。

ブーツ

スイフトネスブーツ or マーキュリーブーツ or プレートスチールキャップ

ファーストリコールからチャイムを拾いに行く機会が増えるのでブーツから。

モビリティブーツを持ってもレオナやノーチラスのような強力なCCはないためスイフトネスブーツ。

あるいは固さを重視してマーキュリーブーツかプレートスチールキャップを出すのが無難です。

コアアイテム

ソラリのロケット or レディアントヴァーチュ or シュレリアの戦歌

ソラリのロケットが無難。

シュレリアは状況によっては積みますが、前述のとおりAPやスキルヘイストの恩恵が少ないのであまり持ちたくありません。

選択肢

騎士の誓いリデンプションミカエルの祝福ケミテックピュートリファイアービジライトワードストーン

スノーボールしている味方(シャットダウン700付いてる)がいるなら騎士の誓い。

正直体力や防御が含まれるサポートアイテムならなんでもいいのですが、やはりケミテックピュートリファイアーはなるべく持ちたくない。

最終ビルド

真なる氷のかけらプレートスチールキャップソラリのロケット騎士の誓いリデンプションビジライトワードストーン

最終ビルドの一例です。

カウンターピック

有利マッチアップ

パンテオンレオナナミ

パンテオンやレオナのような突進タイミングがわかりやすいチャンピオンはQでスタンさせやすく、オールインをいなしやすい。

ナミやヴェルコズのようにこまめに削ってくる相手はWのサステインで場持ちさせやすく、いなしやすい。

扱い慣れさえすれば特別苦手な相手はあまりいません。

不利マッチアップ

マオカイタリック

バード側から強い圧をかけることはできないため、マオカイやタリックといったスケールの高いカウンターエンゲージ系のタンクチャンピオンを苦手とします。

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