ドレイヴン:栄光ある処刑人(Draven: the Glorious Executioner)のチャンピオン紹介です。斧をお手玉のようにジャグリングしながら戦う異色のマークスマン。バースト、DPSともに高く、パッシブにより最高峰のスノーボール性能を有します。
全ADC中断トツの難易度を誇り、素早く正確なマウス操作、カイト、オーブウォーク、集団戦中の立ち位置調整、スキルドッヂなど、ADCの基本にして奥義でもある技術全てを、斧を拾いながらマルチタスクで行う必要があります。
基本操作が疎かなレベルではチャンピオンを思うように動かすことができず、わけがわからなくなってしまいます。
目次
どんな時にピックするチャンピオンか
- 対面が強力なスタン以上のCCを持っていない時
- 対面を何度もキルできそうな時
ドレイヴンはQの回転斧を拾い続ける必要があるため、本来であれば当てにくい代わりに効果が強力なCCであっても、ドレイヴン相手なら斧の着地点に置いておくだけで当たるか斧を落とすかを迫る強力なスキルとなってしまいます。
加えてドレイヴンはレーンに勝ち、キルを取ってこそスノーボール性能を発揮する典型的な序盤型チャンピオンのため、レーンでコケてしまった場合リカバリーは絶望的です。
自分がドレイヴンを扱えることはもちろんですが、対面をキルして何度も転がせそうな時にこそピックしましょう。
レーン戦での立ち回り
- Qの回転斧を落とさないようにしてスタックを溜める
- 対面を倒してスノーボール開始
- 対面を倒し続ける
- 十分育ったらカバーに来た敵ジャングルも倒す
ドレイヴンは斧を拾い続けていればパッシブで敵チャンピオンキル時に追加ゴールドをたくさん獲得できます。
序盤の強さを活かしてキルを取り、たくさんお金が入るので装備差が付き、装備差を活かしてキルを取る。典型的なスノーボールチャンピオンです。
集団戦での立ち回り
レーン強者のお決まりとして集団戦は不得意。お互いガッツリ構えた集団戦はしたくありません。
集団戦の規模が大きくなるほど避けなければならないスキルが増え、取れる立ち位置が限られるため、後半ASが上がったドレイヴンが回転斧2つ維持したまま5v5を戦うのは現実的ではありません。
そうならないよう、レーン戦で敵をボコボコにし、ボット側の川から敵ジャングルまでを制圧し、敵がグループする余裕を与えないよう倒し続けましょう。
コンボ
- E → F
- R → F
EとRはフラッシュでモーションをキャンセルすることができます。特にEフラッシュはチャンス時のオールインで使う機会が多いため覚えておきましょう。
また、斧を2本回転させている状態でQを使用することによって一時的に斧を3本ジャグリングすることができます。ドラゴンやバロン時のDPSを大幅に引き上げることができるためこちらも覚えておきましょう。
基本的にAAで戦うチャンピオンのため、コンボらしいコンボはありません。
サモナースペル
フラッシュは上記のモーションキャンセルに使用するほか、ガンク耐性の低いドレイヴンには重宝する逃げスペルでもあります。
もう一つはデュオレーンで有用なヒール、CC対策のクレンズが選択肢です。
ルーン
キーストーンはオールイン時に強いリーサルテンポ。メタによっては征服者も選択肢です。
2段目:Rがグローバルスキルのため凱旋が機能しやすい。
3段目:攻撃速度の迅速 or ライフスティールの血脈。
4段目:背水の陣も選択肢ですが、Rで死にかけの敵を狙うことを考えると最期の慈悲は強力。
サブルーン:とにかくキルを求めるチャンピオンのため、目玉と貪欲でスノーボール性能をさらに高めます。レーンでのサステインが欲しいなら血の味わいも選択肢。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティプフォース
- アダプティプフォース
- 好きなもの
ドレイヴンはADレシオが高いためADでもASでも序盤は強く、どのみちAS装備を多く積むためアダプティプフォースの方がお得感があります。
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でW
- レベル3でE
- レベル4以降はR>Q>W>Eの優先順位で上げる
ビルド
スタートアイテム
序盤からキルを狙うチャンピオンのため、特別な理由がない限りはドランブレードでスタートします。
コアアイテム
or or
最も積みたいのはエッセンスリーバー。Wで加速してからのAA威力も高く、斧を拾ってWを多用するドレイヴンのマナ不足も解消できます。
赤月の刃はAD、オムニヴァンプ、シールドと、1コアで攻守バランスよく欲しい物が手に入ります。
クリティカルミシックを出すならパッチ12.13現在はクラーケンですが、ドレイヴンが本来積みたいのはイモータルシールドボウ。このあたりはバフ/ナーフに左右されます。
ブーツ
AA主体のチャンピオンなので基本バーサーカーブーツ。
敵にアサシンがいるなど、どうしてもARが欲しいときはプレートスチールキャップを積むこともあります。
選択肢
初手に何を積んだかでビルドパスが分かれます。
初手赤月の場合、コレクターで脅威を重ね、3手目は物理防御貫通のドミニクリガード。
初手エッセンスリーバーの場合、クラーケンやブラッドサースターでクリティカルを重ね、3手目はインフィニティエッジと積んでいきます。
最終ビルド
最終ビルドの一例です。
カウンターピック
有利マッチアップ
アフェリオス、カリスタ、カイ=サなど、ダメージを出すためには接近して殴り合う必要のある相手に特に有利です。
不利マッチアップ
セラフィーン、ベイガーなど、当てにくい代わりに強力なCCを持つボットメイジを苦手とします。