MIDレーンはマップ中央に位置するため最も他レーンに介入しやすいレーンです。そのためMIDレーンが勝つということはチームに大きな有利をもたらし、次々と他レーンに介入して有利をどんどん広げていくことができます。この記事ではMIDからの有利の広げ方を具体的に解説します。
目次
MID周辺の視界を掌握する
まず、MIDレーンは対面に勝つだけでも間接的に他レーンを有利にすることができます。
対面に勝っているということはMIDレーンのコントロールを握っているため、レーンをプッシュしMID周辺や川にワードを置いてマップ中央部の視界を掌握できます。しかも相手から見ればこちらのMIDレーナーの姿がちらほら消えることになります。
こうなると動きづらいのは敵ジャングラーで、ガンクのために川を通るだけでこちらのMIDレーナーと出くわす可能性がありますし、ワードに映ってしまえばその位置と狙いは筒抜けになります。
MIDにガンクをしても2対2なら勝っているこちらが有利ですし、サイドレーンにガンクをしてもこちらのMIDとJGが寄っているかもしれません。それどころか自陣JGクリープを狩ることすらこちらのMIDに妨害されることがあります。
そして敵のサイドレーナー達はこちらのMIDが姿を消す度にロームを警戒する必要が出てくるため、本来有利なタイミングであっても仕掛けられなくなります。
つまりMIDが勝つということは相手にとって川のラインが危険地域となることを意味します。当然ドラゴンやリフトヘラルドの視界もこちらが管理しやすくなるため、それだけでプレッシャーを与えられます。
敵ジャングルを制圧する
対面に有利を作りレーンを押し切ったら味方ジャングラーと共に敵陣ジャングルを制圧しましょう。敵ジャングラーが孤立していればキルチャンスですし、ワードを置いて視界を掌握すれば敵ジャングラーの位置は筒抜けです。
仮に敵のMIDレーナーが寄って2対2となってもレーンで有利を作りきれていればこちらが有利です。相手は不利なにらみ合いを続けるか、サイドレーナーが寄る必要が出てきます。
AOEスキルを持つMIDチャンピオンであれば相手のラプター(鳥)を短時間で狩ることができるため、ラプターの湧き時間をコントロールできれば自分はさらに育ち、相手ジャングラーの成長を遅らせることができます。
サイドレーンにロームする
例外はありますがMIDチャンピオンはロームが得意なことが多いです。特にアルティメットスキルを取得できる6レベル時点でのBOTレーンへのロームは、その時点で4~5レベルのBOTレーナーにとって脅威です。
ロームによって相手のレーナーをキル、またはリコールさせればタワーやドラゴン、リフトヘラルドを取得する時間が作れます。MIDの有利が他レーンへと波及したわかりやすい形です。
ロームの方向は成功時に取れるオブジェクトを意識しましょう。基本的にサポートとADCがドラゴンを取れる時間にはBOTに、ヘラルドやバロンを狙える時間にはTOP側にいるはずなので、彼らのいる方にロームするのが効果的です。
また、オブジェクトを守れる方向へロームする必要がある場合もあります。例えば相手のTOPがティーモやクインの場合早い段階からタワーシージをかけてきますが、TOPレーナーがメレーだと対処が難しいこともあります。