ジャングラーの仕事はガンクだけではありません。敵ジャングラーのファームやジャングルルートを妨害したり、敵陣の視界を確保して有利を作るカウンタージャングルは、ファーム系ジャングラーはもちろん、時にはタンクジャングルにも必要な立ち回りです。
目次
カウンタージャングルとは
ジャングラーは基本的に自陣の中立モンスターを狩ることで経験値とゴールドを獲得しますが、敵陣ジャングルに入り込み中立モンスターを奪うことをカウンタージャングルと呼びます。
カウンタージャングルをすることによって敵ジャングラーは安全に狩ることのできる中立モンスターを失いますし、相手が中立モンスターを奪われたことに気付かずジャングルルートを変更しなければ時間を無駄にさせることもできます。
またカウンタージャングルのついでに敵陣ジャングル内にワードを置けば視界有利も作ることができます。
ただし敵ジャングラーと遭遇するリスクはもちろん、何も考えずに侵入すると敵レーナーの方が寄りやすいため、タイミングを選ばなければ敵にキルを献上しレーナーのレーニングを邪魔する利敵ジャングラーになってしまいます。
カウンタージャングルをすべきタイミング
1.反対側レーンに敵ジャングラーが見えた時
自分がBOT側にいる時に敵ジャングラーがTOP側に見えた場合やその逆の場合です。
反対側のレーンにガンクできればそれに越したことはありませんが、敵ジャングラーがTOP側にいるのであれば敵のBOTレーナーはそれほどアグレッシブにプレイせず、警戒を強めているでしょう。
ドラゴンを取れそうなら取るべきですがそれも難しそうな場合、せめてカウンタージャングルを行いましょう。
敵ジャングラーがTOP側にいるのであればBOT側ジャングルで遭遇することはありませんし、BOTやMIDにガンクを刺せないような状況なら敵レーナーがレーンを離れるのも難しいはずです。
敵ジャングラーがガンクに成功したとしても多少はチームゴールド差を埋められますし、敵がガンクに失敗すれば丸儲けです。
2.味方がレーンを押し切りそうな時
1つ目とは異なり『敵のジャングラーがいるかもしれない場所』へ行き、敵ジャングラーと遭遇した場合はファームを邪魔して強引に中立モンスターを奪うプレイングです。
味方が敵のタワーにミニオンを押し付けている間は敵の対面レーナーはタワー下でCSを取らなくてはならないため、『寄らない』か『寄ってCSと経験値を失う』の2択を迫られます。
敵レーナーが寄らないのであれば敵陣ジャングル内とはいえ敵ジャングラーとの1対1となりますし、敵のレーナーが寄る動きを見せたら逃げ帰れば十分です。
当然ながら『敵ジャングラーとの1対1で勝てる』、または『中立モンスターを奪って安全に逃げるだけの機動力を持っている』チャンピオンが前提となります。例としてはグレイブスやリーシンなどです。
相手がアムムやセジュアニなど序盤のジャングリングが遅く、1対1を苦手とするチャンピオンの場合特に有効で、タイミングを見てカウンタージャングルをし続ければファームすらおぼつかなくなります。